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日が高く昇り、麗らかな日差しが廊下を明るく照らす中…私はとある目的地に向かって歩いていた
“Ab「A様は本をお読みになれますか？」”
アベリアに唐突にそう尋ねられ質問に頷き返せば、彼女からこの城にまつわる“とあること”を教えてもらえた
“Ab「ここから少し歩きますがこの城に隣接する別棟に様々な書物を揃える図書館があるんです」”
“『図書館…？』”
“Ab「はい。もしよろしければ試しに後ほど行ってみてはいかがでしょうか」”
そんなアベリアの提案に乗ってみようかと早速私はその図書館への道のりを歩いているのである
クランウェルにいた時は一日のスケジュールが決められていたため自由時間などほぼ無いに等しかった
故にグルッペン様から「何をしてもいい」と言われても、『何をすればいいのか分からない』…という負のループが完成してしまっていたので、アベリアの提案はとても有難い
仮にも何か今自分に目的が出来たから
(それにしても、城に図書館があるなんて…)
クランウェルには書庫はあれども図書室、図書館といったものは城下に降りなければなかった。聞けば国随一の図書館がここなのだとか
『ここ…かな』
しばらく歩けば確かに別棟に大きな建物があった
別棟とは言いつつもその規模はクランウェルの図書館の大きさをはるかに超えている。少々扉を開くのを怖気付いてしまうくらいに
けれどここまで頑張って来たのだから。そんな思いを原点に私はその重そうな扉を押した
キィ…
「おや…ﾌﾌｯ いらっしゃいませ」
「…！ぇ、ぁ、」
『こ、こんにちは』
するとその図書館には２人の先客がいて。
私は静かに音を立てないよう扉を閉めてからそんな２人に向かってカーテシーをした
『お邪魔致します。ゾム様、エーミール様』
em「国立図書館へようこそ、クランウェル様」
zm「ぁ…ぅ……」
にこやかに微笑み歓迎してくださったエーミール様と、何故かこちらを見た瞬間頬を赤くし小さく母音を発するゾム様
そんな様子にどうしたのかと首を傾げればエーミール様がクスリと笑う
em「会えて良かったですね」
zm「うる…さい」
赤い顔のまま何かに拗ねるように顔を背けるゾム様。だがそれはほんの一瞬で、彼は私に改めて顔を向けてくる
zm「…」
『？』
zm「A…サマは、いやAはグルッペンと婚約したんよな」
『は、はい…一応』
私の答えに一瞬口を噤んだゾム様だったが、どこか意を決したかのようにもう一度口を開いた
zm「でもまだ…“婚姻”はしてないやろ」
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くろいるか - え”、下書き中やーーーん (2022年10月11日 16時) (
レス) @page50 id: ebfe8bc644 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夢主綺麗だよね〜絶対！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年10月10日 17時) (レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 新作!!!楽しみにしてます、頑張って下さい! (2022年10月8日 23時) (レス) @page50 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - そして、emさんも好きになってしまうというジレンマ...君は保護者ポジかな?それとも恋愛対象ポジかな?どっちなんーだい??! 頑張って下さ〜い! (2022年9月29日 21時) (レス) @page49 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - emさん動揺し過ぎだね…無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年9月28日 7時) (レス) @page49 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2022年5月23日 12時
