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アベリアの幹部様でさえ強制的に部屋の外へと出せてしまう力に感嘆していると、彼女は「あら？」と何かに気づいたかのように声を漏らす
『どうかしたの…？』
Ab「その、失礼を承知で申し上げます。A様はショートピースを嗜んでおられますか？」
「少し衣服からタバコの香りが…」と私に気を使いながら聞いてくるアベリアに私は首を振って否定した
『私はそもそも煙草を吸っていないから…多分さっきショッピ様が吸っていたからその匂いが移ってしまったのかも…』
Ab「そうなのですね、！あ、ではそのドレスは匂いをとるついでに私が洗濯致しますのでA様は他のドレスへ着替えませんか？」
その言葉に咄嗟に『えぇ』と肯定の言葉を返そうと口を開こうとした私の唇の動きは止まる。今私が着ているのは装飾が少なく大人しめのワンピースドレスなのだが…この服は私のものでは無いのだ
おそらくこのドレスは私が意識を失っていた２日ほどの間に誰かが着替えさせてくれたものなのだろう。そして私はクランウェルから身一つで出てきた
つまり、
『その、アベリア…』
Ab「はい。如何なさいましたか？」
『私…今、“ドレスも何も持っていないのだけれど”どうすればいいかしら…』
クランウェルにいた頃はお母様がわざわざ毎日私が着るべき服やアクセサリーを選んでいたらしく、それを私は毎日身につけていた
なのでクランウェルに行けば多少なり私のドレスやアクセサリーはあるだろうが…今の私は本当に何も持っていないのだ
狼狽える私を見て、何を思ったのかアベリアはポカンと放心したあとクスリと上品に微笑む
Ab「ﾌﾌｯ その点はご安心くださいませ、少々お待ちください」
私に一度頭を下げた彼女はずっと耳につけていた機械のようなものを押し、一言
Ab「こちら“侍女長アベリア”。さきほどのモノをA様の部屋へ持ってきてくれますか？…えぇ……えぇ、了解。すぐにね」
そう告げた彼女がもう一度その機械のスイッチを切って数分後、部屋のドアが控えめにコンコンと叩かれた
『？どうぞ…』
「失礼致します」
『…！？』
ほかのメイドらしき人物の声と共にガチャリと音を立てて開かれたドアの先を見て私は目を丸くする、私の目線の先にあったものは…
『な、なに…？これ』
Ab「全て総統閣下と一部幹部からの“贈り物”です」
__数を数えるのも億劫になる程の色とりどりのドレスとアクセサリーたち。中でも黒に橙、青や緑系統の色が目立ち、多少偏りがあるような気もするがどれも全て素敵なものばかりだった
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くろいるか - え”、下書き中やーーーん (2022年10月11日 16時) (
レス) @page50 id: ebfe8bc644 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夢主綺麗だよね〜絶対！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年10月10日 17時) (レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 新作!!!楽しみにしてます、頑張って下さい! (2022年10月8日 23時) (レス) @page50 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - そして、emさんも好きになってしまうというジレンマ...君は保護者ポジかな?それとも恋愛対象ポジかな?どっちなんーだい??! 頑張って下さ〜い! (2022年9月29日 21時) (レス) @page49 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - emさん動揺し過ぎだね…無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年9月28日 7時) (レス) @page49 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2022年5月23日 12時
