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私の全てを…グルッペン様に
あまりに唐突な話に理解ができず呆然とする、確かに私はあなたの婚約者となったがグルッペン様は私に何を望んでいるのだろうか
gr「……最悪、最後は俺でなくてもいい。取り敢えず今俺がお前に言いたいのは
『自分を…見つける？』
gr「俺らはその為の手伝いくらいはしてやる」
つまりは、だ。この人は私に“この我々国にいる２年で両親からの操り人形から脱却しろ”そう仰っている
そして、それを手伝ってくださるとも
けれど『いったいどうやって、…』と考えたことと口に出した言葉が一致した
gr「自分で言うのもなんだが…俺たちはお前から見て変なやつだろう？」
『…へ、変……ですか？』
gr「あぁ、ここにいる殆ど全員が争いを好き好み、暇があれば内ゲバする。私欲を優先し、それぞれ個性が爆発してる奴らだからな」
sn「わぁ…うちの国の上層部の連中やばぁい」
新しく追加された声に顔を向けると、シンペイ様の手には私に取ってきてくださったらしい水の入ったコップがあった
「はい」と渡されたそれを私は受け取り、飲み、喉を潤す。けれど脈略の掴めない話の展開は未だに呑み込めていない私をおいてけぼりに、話は進んでいく
gr「そんな変な俺が作った国で、そんな俺が集めた奴らが過ごすこの日々の中に…お前の“普通”を覆してやれるくらいの手札は揃っていると思うゾ」
『！』
そう言い笑う彼の姿には、私が見た一国の王をおいつめていたような総統閣下の威厳をこれっぽっちも感じなかった
例えるなら…そう、まるで新しいおもちゃを買ってもらった子どもの純粋無垢で無邪気な笑顔
グルッペン様、というより…失礼にもぐるっぺん君という幼稚な呼び方の方が幾分か今のこの御方を表す言葉としてはあっている気がする
gr「お前にはこれから思わず“感情”を爆発させてしまうような刺激を送ると約束しようじゃないか
俺たちはAに、」
感情を教えてやる
その言葉は、どこか聞き覚えのある。それは彼と私が初めて言葉を交わした時に言われたセリフと同じもの
私の瞳を覗き込みながら不敵に笑ったその姿が、彼の燃えるような“紅い瞳”が…私にはあまりにも眩しかった
今の
『…出来るでしょうか』
gr「見つけさせるさ、どんな手を使ってもな」
ならば…私へ新しく絡まった糸に、身を委ねてもいいのかもしれない
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くろいるか - え”、下書き中やーーーん (2022年10月11日 16時) (
レス) @page50 id: ebfe8bc644 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夢主綺麗だよね〜絶対！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年10月10日 17時) (レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 新作!!!楽しみにしてます、頑張って下さい! (2022年10月8日 23時) (レス) @page50 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - そして、emさんも好きになってしまうというジレンマ...君は保護者ポジかな?それとも恋愛対象ポジかな?どっちなんーだい??! 頑張って下さ〜い! (2022年9月29日 21時) (レス) @page49 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - emさん動揺し過ぎだね…無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年9月28日 7時) (レス) @page49 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2022年5月23日 12時
