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コツ、コツ、と私の履く少し高さのあるヒールが床を叩く音だけが響く。私に用意してくれたという部屋に向かう為、ショッピ様と会議室を出たのだが…
shp「…」
『……』
私の少し前を歩くショッピ様との会話が驚く程にない
確かに私も積極的に人に話しかけるタイプではないし、ショッピ様もこの短時間だが自分から人に接しに行くようなタイプでないことは明白だった
だからこそ、この沈黙の時間が訪れているわけなのだが…
クランウェルに居た時に自分があまり無口な人間に感じなかったのはチーノが私によく話しかけてくれたからだったのか、と気づいてしまう
まぁ正直今会話の必要があるかと言われたら無い。仕方がないと言えば仕方が無いのだ
shp「チーノの方が良かったですか？」
『…え？』
そんなことを考えていれば、訪れていた沈黙は呆気なく彼によって破られた
けれどあまりにいきなりだったため何も返せず、言われた言葉の理解に時間を費やしてしまう
shp「アイツ、貴女が部屋出る直前まで「俺も行く！」って駄々こねてましたもんね、トントンさんに報告書書けって言われて引き止められとったけど」
「あれは笑えましたね」という彼の顔は一切笑っていないのだが、本当にそう思っているのだろうか…そう考えたけれどそれを問いかけるのはやめた
グルッペン様に言わせれば「お前もさほど変わらないゾ」とでも言われそうだったから
『いえ、人選に何も意義はありません。それに私はショッピ様とこうしてお話出来て光栄です』
shp「…そっすか、そりゃどーも」
パーティーに出た時のように相手に不快な思いをさせないよう気を配ってそう返せば、首の裏に手を当て素っ気なく返してくる彼の歩みがふと止まる
それに伴うように私の足も歩を進めるのを辞めた
『ここ…』
shp「アンタの部屋ですよ」
気づけば廊下の端まで歩いていたらしい
ショッピ様そう言ってが一つの部屋のドアノブに手をかけ、がチャリと回して開けた先には…
白を基調としたシンプルなデザインの家具が並ぶ雰囲気の良い部屋があった。(とても落ち着く部屋だな、)と言うのが部屋を見て１番最初に持った素直な感想である
shp「どーぞ、」
彼に促されながら部屋に足を踏み入れる
ベットにクローゼット、簡単な机や椅子もいくつかあるが…どれも明らかに真新しいところを見るとわざわざ用意してくれたのだろうか
キョロキョロと部屋の中心で忙しなく目を動かす私の背後、
shp「…」
__カチャリ、と
金属同士が上手く噛み合ったような、そんな音が鳴った
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くろいるか - え”、下書き中やーーーん (2022年10月11日 16時) (
レス) @page50 id: ebfe8bc644 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夢主綺麗だよね〜絶対！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年10月10日 17時) (レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 新作!!!楽しみにしてます、頑張って下さい! (2022年10月8日 23時) (レス) @page50 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - そして、emさんも好きになってしまうというジレンマ...君は保護者ポジかな?それとも恋愛対象ポジかな?どっちなんーだい??! 頑張って下さ〜い! (2022年9月29日 21時) (レス) @page49 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - emさん動揺し過ぎだね…無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年9月28日 7時) (レス) @page49 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2022年5月23日 12時
