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例えるならば１０代後半の流行などに敏感な女性と話しているような感覚だ。数回ほどしか行ったことのないパーティーで挨拶をした貴族の若いご令嬢に似ている気がした
os「ずっと君にお礼言いたかったんよ」
『お礼…？とは』
私は彼に何かお礼を言って貰えることをしただろうか、脳を整理するように考えてもパッと出てこない
そんな私を見かねてか、オスマン様は「ほら、バルコニーに行くって言って…」と記憶を呼び起こす手伝いをしてくださるが何せ心当たりが何も無いのだ
『あの、私は何をしましたか？』
分からないことはやはり聞くしかない、という結論が出た脳が足らない私は彼に尋ねた。けれどそんな私に不機嫌になるでもなくオスマン様は答えを教えてくださる
os「あの時Aちゃん、クランウェルのお菓子オススメしてくれたやろ？アレ食べたんやけどめちゃくちゃ美味しかったわ！ありがとめぅ〜」
『めぅ…？』
os「めぅ！」
あまりに特徴的な語尾だったので思わず復唱してしまうと、それを聞いたオスマン様は手を両頬に当てきゃっきゃっと何故か楽しそうだ
os「ところで…一つ気になってたこと聞きたいんやけどええ？」
『？…なんでしょう』
けれどそれも長くは続かず、オスマン様の纏う雰囲気が再び変わる。それは以前も感じたこの人の外交官としてのものだ
相手の表情を一つも見透かさんとする空気が一瞬にして私たちの間に流れた
そんな彼から聞かれたのは…
os「どうして俺が甘いもの好きってわかったん？」
『え？』
なんとも拍子抜けするようなこれまた可愛らしい質問だった
けれど質問をしてくるオスマン様は真剣で、それを見た私も嘘偽りなく言葉を紡ぐことを決める
『……ワインが』
os「ワイン？」
『はい。あのときオスマン様がお飲みになっていたのはシャトー・ドーフィネ・ロンディロンという白ワインでしたよね』
シャトー・ドーフィネ・ロンディロンとは前も言った通り、果物の果汁を凝縮して蜂蜜と合わせたような糖度の高い葡萄から造られた貴腐ワインだ
『アルコール度数もそれほど高くなく、これから色々な方とお話するであろう外交官様が選ぶお酒としてはセレクトしやすいものでした』
os「まぁな」
『けれどそれだけの理由ならば他にも度数の低いお酒はありましたし、そもそもとしてアルコールのないものも提供していましたので消去法で選んだとは考えにくいと』
アルコールを気にするだけならば、一見するとジュースだとわかりにくい葡萄ジュースなどを選ぶ選択肢もあったはずだから
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くろいるか - え”、下書き中やーーーん (2022年10月11日 16時) (
レス) @page50 id: ebfe8bc644 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夢主綺麗だよね〜絶対！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年10月10日 17時) (レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 新作!!!楽しみにしてます、頑張って下さい! (2022年10月8日 23時) (レス) @page50 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - そして、emさんも好きになってしまうというジレンマ...君は保護者ポジかな?それとも恋愛対象ポジかな?どっちなんーだい??! 頑張って下さ〜い! (2022年9月29日 21時) (レス) @page49 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - emさん動揺し過ぎだね…無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年9月28日 7時) (レス) @page49 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2022年5月23日 12時
