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『戦利…品』
(あまりにも過大評価すぎる。)
戦利品と言われ、一番最初に考えついたのがその言葉だった
戦利品とは主に戦争などで、敵から奪い取った物品や戦場…または占領地で敵から押収して自国の所有とする動産のことを言うのだ
言わば敵国から勝ち取った価値のあるもの、それが戦利品である
gr「そんな奴に人質なんてレッテルは要らないだろう、俺の婚約者で此度の戦争の戦利品。それが今のお前だ」
「故に、お前がここで自由に動こうが何をしようが何の問題も無い」と彼は言う、俺のモノが俺の国で過ごすことに逆になんの問題があるのかと
『…い、え何も』
そこまで平然と言われてしまえば私は何も言えなくなってしまった。ここはクランウェルではない、この国…我々国の中で最も権力を有しているのはこの方なのだから
gr「さて、挨拶の言葉は決まったか？」
『え？』
自然と立ち止まった歩みとそのセリフに顔をあげれば、目の前には大きな両開きの扉があった。扉の上のプレートには【conference room】と書かれていて、ここが会議室だということが分かる
(今からここに入るのか…)
私のどこか他人事に思えるような感覚を察したのか否か、「別に緊張するほどの奴らじゃないゾ」という気休めなのかよくわからないお言葉を頂く
gr「それにもう何人かは会ったことがあるだろう」
『えぇまぁ…』
そう言えば「イケるイケる、頑張れ」と追加で謎の応援まで貰うことになった、頑張るも何も私は何を頑張ればいいのか分からないのだが
gr「さて、準備はいいな」
疑問形で尋ねてきたのにも関わらず、私に拒否権はないらしい。ギギギ…と動かしたせいで鳴る関節部分の音を辺りに響かせながら扉は開き始めた
扉が開くと私は再びグルッペン様に手を取られ、まるでエスコートをされるように歩みを中へと進め始める
その先から聞こえてくる各種多様な声
「やぁっと来たで、！」
「お前、自分で収集かけといて本人がほぼ最後に来るってどういうことやねん」
gr「悪かったな、姫の迎えに手間取ったんだよ」
「姫ぇ？」と言いながら金髪でサッカーユニホームなるものを身につける彼は目は私に向けられる。それに伴うかのようにこの場にいた全員の瞳も私に向いた
『…』
どうしようか。私はまずこの場面で何を言うのが正解だろう…そういえば先程グルッペン様に言われたのは挨拶だったな
ならばただ名前をいうのではなく彼に告げられた言葉を使うのが相応しいのだろうか
『…初めまして、』
_____戦利品です。
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くろいるか - え”、下書き中やーーーん (2022年10月11日 16時) (
レス) @page50 id: ebfe8bc644 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夢主綺麗だよね〜絶対！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年10月10日 17時) (レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 新作!!!楽しみにしてます、頑張って下さい! (2022年10月8日 23時) (レス) @page50 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - そして、emさんも好きになってしまうというジレンマ...君は保護者ポジかな?それとも恋愛対象ポジかな?どっちなんーだい??! 頑張って下さ〜い! (2022年9月29日 21時) (レス) @page49 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - emさん動揺し過ぎだね…無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年9月28日 7時) (レス) @page49 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2022年5月23日 12時
