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ut「２年間クランウェル王国に潜入ねぇ…クランウェルって確かあれやろ？引くほど自分の娘大事にしとる国」
ci「え、そうなん？」
「確かやけどな」という大先生に、国の名前を聞いて一番最初に思い出すのがその国の姫という所は流石だと思いつつ、詳細を聞く
もしかしたら潜入の時に役立つかもしれない、諜報役として知っていて損なことなど一つもないのだから
ut「一国の姫…ましてや第１王女ともなれば社交界では注目の的や。上手くいきゃ、その国の未来の国王なんやし」
tn「まぁ、せやな」
手元にある先程貰った書類にサラッと目を通すと、情報ではクランウェルには第１王女しか跡継ぎが居ないらしいことが書いてあった
将来を考えた時にクランウェル王国を存続させる為には、国を女王政にするか、婿養子をとるかだが…まぁ普通に考えれば婿養子が妥当だろう
となると社交界でこの第１王女に見初められれば、クランウェル王国は自分の手に落ちると考える者が多いのが現実だ
仕方の無いことである
ut「国としても婿に貰うとすれば国の王として成り立つ優秀な奴がええやろ
なのにあの国、社交界で娘の王女サマ…片手で数えるくらいしか出してないねんで」
ci「それは妙な話ですね」
優秀な人材を探す為にはできるだけ多くの男を見て、言い方は悪いが選別しなくてはならない
なのにその男を集める手段とする王女様を人の目に写さないようにしているとはどういう訳なのだろう
余程その王女に社交界へ出せないほどの問題があるのか、性格の問題か。それともまた違う理由なのかは分からないが…どこか不思議だ
ut「余っ程大事にされとるんやろなって巷では専らの噂や。実際は知らんけど」
gr「……」
「手に付けられないほど傲慢なメスやったりしてな」と冗談交じりに言う大先生に、俺は先の任務を思い不安になってしまう
ただでさえ俺には責の重い任務なのに、仕える人間が面倒くさいなんて厄介にも程がある
自意識過剰と言われても仕方ないかもしれないが、俺や幹部達は顔が整っているとよく言われる。その事を理由に潜入先で迫られることなんてざらにあった
ci(勘弁してくれ…)
だがそれが事実であろうと無かろうとどうすることも出来ない、俺は言われた仕事をきちんとこなすだけだ
今回ばかりはきちんと仕事をこなせるかどうかも怪しいのだから、例えどんなに傲慢で横暴な王女様に迫られたとしても構う時間などない
こうして迫り来る任務に憂鬱な気持ちになりながら俺は仲間達に見送られ、クランウェルへと潜入することになった
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くーね(プロフ) - すいません勘違いかもしれませんほんとにすいません (2023年5月13日 13時) (
レス) id: a173ffbdec (このIDを非表示/違反報告)
くーね(プロフ) - ぱくりと思われる作品を見つけましたのでご報告させていただきます。他界隈なのですが、内容が類似していますので、あとタイトルがあまりに似すぎているという点から。bibiをカタカナで作者検索をして頂きますと、上の方に見つかります。1度ご覧になられて欲しいです (2023年5月13日 13時) (レス) id: a173ffbdec (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - イヴさん» イヴ様ご指摘ありがとうございます…！申し訳ございませんでした、何故ロシアと書いたのでしょう…きっと私のその時の気分がロシアだったんだと思われます((( 設定込みで再記述させて頂きました！本当にありがとうございます！ (2022年10月22日 23時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - 初コメですいつも楽しく読ませてもらっています! 一つどうしても気になることがあって、25話（26ページ）の外国語の文なのですが、おそらくロシア語ではなくドイツ語だと思うのですが…… (2022年10月22日 22時) (レス) @page26 id: 3c45d8534d (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - ｴﾘﾝｷﾞさん» レスを忘れていて本当に申し訳ありません…！！そうですね、少し参考にしていますw 感情移入してくれて私としても嬉しいです、ありがとうございます…！ (2022年8月21日 16時) (レス) @page2 id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2021年7月26日 12時
