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「さて…僕らに納得のいく説明をしてもらいたいですねぇ」
麗らかな日差しが差し込めるやや大きめの部屋の中には、そんな陽気とは正反対とも言えるであろう張り詰めた空気が立ち込めていた
にっこりと怖いほどの満面の笑みを顔に浮かべながら、椅子に座る男が１人。名はトントン・シュヴァイン、立場は書記長、この国で実質Ｎｏ．２である
そんなトントンは自分の目線より下に鎮座している男を視界に入れた瞬間、浮かべていた笑みを目線だけでヒトを殺せそうな目へと変化させる
tn「で。自分が何しでかしたか、わかってる？グルさん」
gr「い、いやー…;;」
その視線の先で冷や汗を額に垂らしながら正座するのはグルッペン･フューラー。知っているとは思うが、敢えて言わせてもらえば立場は総統でありこの国のＮｏ．１である
立場だけで見ればトントンがグルッペンに下克上したのでは無いかと思われても仕方の無い現状だ
けれど、それを見守る他幹部らは「またか」と呆れているか「やれやれ」と苦笑をしているかである、彼らの反応からこの状況が普段から繰り広げられていることがわかってしまう
kn「なぁ、グルッペン何やらかしたん？また発作か？」
ut「今回は発作なんてもんやなさそうやぞ、シッマ…」
最後に部屋へ入ってきたコネシマはこの状況が呑み込めず、近くにいた鬱へと肩を叩いて話しかける
振り返ってその質問に返答した鬱は顔面蒼白といった様子だった。そうなるのもしょうがないことである、鬱自身も今しがた状況を説明されたばかりで脳の整理が追いついていないのである
周りを見れば鬱と同じ表情をしている幹部と、コネシマと同じように訳の分からない顔をしてる幹部が半々といった所だ
kn「はぁ？」
コネシマは余計に訳が分からなくなったのか、助けを求めるように今度は前に居たエーミールの肩を叩く
em「なんでしょう、コネシマさん」
kn「エミさん、グルッペン何やらかしたん？」
鬱にも聞いたことを同じようにエーミールに尋ねれば、今度はため息とともに答えが返ってきた。その顔には若干だが疲れの色が見える
em「…あの人、また一人で勝手に重要なこと決めて勝手に遂行しちゃったんです」
その“重要なこと”をコネシマは聞きたいのだが、疲弊しきっているエーミールを前に質問し続けるのもどうかと少し悩んだ時_
トントンの怒鳴り声とも取れる声が聞こえてきて、その悩みは綺麗さっぱり無くなった
tn「なんでアンタは何時の間にかこれから戦争仕掛ける国の姫と婚約しとるんよｯ！？！？」
kn「はっ？」
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くーね(プロフ) - すいません勘違いかもしれませんほんとにすいません (5月13日 13時) (
レス) id: a173ffbdec (このIDを非表示/違反報告)
くーね(プロフ) - ぱくりと思われる作品を見つけましたのでご報告させていただきます。他界隈なのですが、内容が類似していますので、あとタイトルがあまりに似すぎているという点から。bibiをカタカナで作者検索をして頂きますと、上の方に見つかります。1度ご覧になられて欲しいです (5月13日 13時) (レス) id: a173ffbdec (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - イヴさん» イヴ様ご指摘ありがとうございます…！申し訳ございませんでした、何故ロシアと書いたのでしょう…きっと私のその時の気分がロシアだったんだと思われます((( 設定込みで再記述させて頂きました！本当にありがとうございます！ (2022年10月22日 23時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - 初コメですいつも楽しく読ませてもらっています! 一つどうしても気になることがあって、25話（26ページ）の外国語の文なのですが、おそらくロシア語ではなくドイツ語だと思うのですが…… (2022年10月22日 22時) (レス) @page26 id: 3c45d8534d (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - ｴﾘﾝｷﾞさん» レスを忘れていて本当に申し訳ありません…！！そうですね、少し参考にしていますw 感情移入してくれて私としても嬉しいです、ありがとうございます…！ (2022年8月21日 16時) (レス) @page2 id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2021年7月26日 12時
