悪魔の生態調査記録簿

『嫌い(ウソ)』って言ってみた ページ3

鈴木入間


「ぼ、僕･･･、Aに何かしちゃった･･･？」


入間くんは、しょんぼりしてしまいました。

シューンと落ち込んだ姿を見ると、すっごい罪悪感が･･･

早く本当のことを言いましょう。


「えっ、ウソ？ 良かったぁ･･･」

『ごめんね･･･』

「うん。もう、こんなウソは言わないでね？」


結果 優しく許してくれた。




アスモデウス=アリス


「ぇ･････････」


一瞬で固まります。

あまりの衝撃で言葉が出ない様子。

早く本当のことを言いましょう。


「ぇ･･･、ウソ･･･？」

『どんな反応するか気になって･･･』

「心臓が止まるかと思いました･･･」


結果 アズ君の呆然としている表情が見られた。




ウァラク=クララ


「え･･･、Aち、私のことキライだったの･･･？」

『うわぁぁ⁉ 冗談、冗談だからぁぁ!!!!!』


クララの目からボロボロと涙が零れるのを見て、つい本当のことを言ってしまいました。

精一杯の謝罪をしましょう‼


『ごめんね‼ お詫びに何でもするから!!!』

「･･･じゃあ、アイス買って! 一緒に食べて!!」

『了解しました!!!!!』


結果 購買部へ走ってアイスを買いに行くことになりました。




オペラ


「･･･本当ですか？」

『うっ･･･、えっと･･･』

「･･････本当、ですか？」


何度も、本当なのかを聞かれます。

あまり表情は変わっていないけれど、ペタンと悲しげに倒れた耳が今の彼の感情です。

早くウソだと言ってあげましょう。


「あまり、そういった冗談は良くありませんよ」

『ご、ごめんなさい･･･』

「もう、そんなウソは駄目ですよ？」


結果 優しく注意された。




サリバン


「孫に･･･っ、キライって言われたぁぁぁ!!!!!」


大泣きします。

ワンワンと、それはそれはもう大声で。

騒がしいので、本当のことを言いましょう。


「ウソ？ ホントに？」

『う、うん･･･。ごめんね、おじいちゃん･･･』

「良かったぁぁ!! でもでも、もうそんな事は言っちゃダメ! 分かった？」


結果 大声で泣かれた。もうこの手のウソはやめておこう。




ナベリウス=カルエゴ



「そうか。用件が済んだのならさっさと行け」


クール。何の反応も無し。

もしかして私、先生に嫌われてる･･･？



「･･･それと。嘘をつくのならもっとマトモな嘘をつけ」

『なっ･･･!? いつから気付いて･･･』

「初めからだ。騙すのなら、せめて目線が泳がないようにしろ」



結果 そもそも騙されなかった。

ナデナデしてみた→←『好き』って言ってみたよ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す