運命であれ、【キ.ヨ】 (ページ3)

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Day 1 ページ3

今朝からやな夢を見た
まぁ所詮夢だ、気にすることは無い
いつも通り自転車に乗って、学校に行くだけ。

「よう！キヨ」

「おー、」

「んだよ、その反応笑」

「いや、こーすけと会ってももう驚かないと言うか」

「まぁもう4年も一緒にいるからな、」

「そういやお前も俺と同じ高校なんだな」

「いや、今更かよもう夏だぞ」

「はは、冗談だよ、じょーだん！」

「相変わらずだなぁ笑、なぁ今日帰りお前ん家寄ってっていい？」

「おう！」
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「うぃーす」

「おー、キヨくーん！」

俺とこーすけはクラスが違う、他の仲良いやつもほとんど別、でも唯一こいつだけは

「おはよレトさん」

「後ろ見てみ、みんなキヨくんのこと見とるよ、やっぱモテんねキヨくん」

言われた通り後ろを見ると何人かの女子がこちらを見ている。
「ふうん、」

「あれ？嬉しくないん？」

「別に嫌な気はしない」

「うわ、余裕ぶっちゃってー、もしかしたらこの中に運命の相手がいるかもしれんのに」

“運命の相手”

その言葉を聞いた瞬間、今までのことがフラッシュバックして来た。

「運命なんてあるわけ無いだろ！」

「あ、あ…ごめん」

「！悪りぃ強く言い過ぎた…」

「いや、別に気にしとらんよ」

“運命”

その言葉が何回も頭の中をリピートした。