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紫耀side
紫「廉。ほら。先にちょっと飲みな？あったまるよ」
まだ涙を流している廉にマグカップを握らせた。
廉「・・・ママのやつ？」
紫「そう。ママの。おいしいよ？」
廉「・・・ありがと」
廉はふうふうとマグカップに息を吹きかけながら、ゆっくりとホットミルクを口に運んだ。
ママがいつも作ってくれていたホットミルク。
うちのホットミルクは、お砂糖も入っていてほんのちょっとのバニラエッセンスも入っている
オシャレなホットミルクなんだ。
オトコだらけの家に似つかないバニラエッセンスなんてもんが我が家に常備されているのは、
みんなこの味がママの味って刷り込みされてて、元気のない時とか疲れた時に飲みたくなるから。
そんなホットミルクをゆっくりゆっくり飲み切った廉に、俺は薬を渡した。
紫「飲みおわったね。そしたら薬飲んで寝てみようか？」
廉「・・・なんかこわい・・・」
薬を飲むことに抵抗あるっぽい廉。
紫「んー？大丈夫だよ。これそんなに強い薬じゃない。ちょーっとだけ気持ちが楽になる薬だよ」
廉「これ…飲んでもおかしくならない？」
紫「・・・笑 どんな偏見だよ。笑 大丈夫だよ。俺が言うんだから。安心しな。」
廉「・・・ん」
受け取った薬をごくりと飲んだ廉。
廉「ねぇ。しょう・・・…」
紫「んー？」
今にも消えそうな声で廉が続けた。
廉「・・・となり・・・寝てほしい・・・」
紫「ははっ。お安い御用」
廉と一緒に布団に入った俺は、自分の手を枕に上を向いてぼーっと天井を眺めていた。
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na.(プロフ) - 月海さん» いつもありがとうございます！優しい世界のお話を意識して書いてるのでそう言ってもらえるとのは本当に嬉しいです♡廉くんどうなるでしょうか…続き、楽しみに待っていてくれたら嬉しいです^_^ (3月7日 19時) (
レス) id: acd47871e5 (このIDを非表示/違反報告)
月海(プロフ) - このお話が大好きです。登場人物の皆さん全てが優しくて 私の癒しです。でも廉君心配です 岸お兄ちゃんに本当の気持ちを 吐き出せると良いですね。 (3月7日 1時) (レス) @page21 id: 8c6ed5089e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：na. | 作成日時：2024年1月28日 12時
