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廉side
紫耀がにっこり笑って
「おかえり」って言ってくれた。
もうそこで俺は限界だった。
帰ってきてよかったんだっていう安心した気持ちと
なんでこうなっちゃってるのかわからない不安で、ぐちゃぐちゃになって泣いてしまった。
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紫耀side
廉ってたとえ家族であっても、いや…家族だからこそ？か？
弱いところを見せたがらない。
だからこそ。
たっまぁぁにある、こういう時はしっかり泣かせてやりたいし、甘えて頼ってきてほしいなって思う。
紫「帰ってきたのえらかったな。頑張ったじゃん。帰ってくるのも辛かったべ？」
廉みたいなタイプって、「無理して強行突破する」事を選択するより、「休む」を選択する方が
よっぽど勇気のいるという事が多い。
だから今日の廉は、「本当に限界だった」っていう見方もできるけど、
「頑張って休む方を選んだ」って見方もできるんだ。
廉「…うぅッ…ひっぐッっ…学校ッ・・・まで…行けたッのにッ…ｳｯ、門ッくぐれなかったッ…
どうして…ッｳｯ。俺…ッおかしくッなっちゃった…っｳｯグ」
紫「いいんだよ。大丈夫大丈夫。そういうときもある。全然おかしいことじゃない。今日の廉は学校行って帰ってきただけで100点満点。頑張ったね」
紫「廉、ちょっと前からしんどかったんじゃないの？」
背中を擦りながら聞く俺の問いに、廉は膝に顔をうずめたまま首を縦に折った。
廉「…でもッどうしてかッわからない…ッｳｸﾞｯッ‥」
紫「そっかそっか。廉、1人で頑張ってたんだな・・・。ほれ。こっちおいで」
俺は廉の顔をあげさせ、そのまま抱きしめた。
「しょお・・・」俺の名前を呼びながら嗚咽をあげて泣きはじめた廉。
俺の着ていたグレーのトレーナーはあっという間に色を変えた。
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na.(プロフ) - 月海さん» いつもありがとうございます！優しい世界のお話を意識して書いてるのでそう言ってもらえるとのは本当に嬉しいです♡廉くんどうなるでしょうか…続き、楽しみに待っていてくれたら嬉しいです^_^ (3月7日 19時) (
レス) id: acd47871e5 (このIDを非表示/違反報告)
月海(プロフ) - このお話が大好きです。登場人物の皆さん全てが優しくて 私の癒しです。でも廉君心配です 岸お兄ちゃんに本当の気持ちを 吐き出せると良いですね。 (3月7日 1時) (レス) @page21 id: 8c6ed5089e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：na. | 作成日時：2024年1月28日 12時
