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-数日後 病院-
優太side
あの夜を境に、廉の治療は今までとは比べ物にならないくらい
順調に進んでいる。
やっと気持ち正直に話しても大丈夫ってこともわかってくれたみたいで
次の日から紫耀やじんにも少しずつ自分の気持ちを話し始めてるって。
今日はお見舞いにきたじんから
「廉、お昼食べられなかったの？なんか怖いから夜一緒に食べてって言われたから
今日俺も廉の病室で食べていくわー。俺の分の飯でないのー？」って言われた。笑
「ばかっ。ここ食堂じゃねーんだよ。笑 自分の分はコンビニにでも行って買ってください。笑」
ふふふと笑うじん。
優「でもじんありがとね。…んで廉、お昼『食べられなかった』じゃなくて『食べきれなかった』なんよ…相変わらず自分に厳しいんよな…今の廉の感じだと、半分食べれたら十分。完食できたら花丸くらいな感じだからまた無理してそうだったら止めてやって？」
りょーかい！おまかせください！とふざけた敬礼をしてじんは俺の元を去っていった。
そのあとの夕飯時、
廉の病室からは
「れーん。すごいじゃぁん！めっちゃ食べれたじゃん！すごいすごい！」
ってじんの声と、頭をわしゃわしゃと撫でているんじゃないかってシルエットがドア越しに見えた。笑
後で回収したトレイを見ると、1/3くらい残っている状態だった。
さすがじん。こういうのはじんが本当に上手い。
自分を追い込みがちな廉に対して
「これでいいんだよ」っていうのを間接的に伝えて本人に自信をつけさせてる。
実際その次の日、廉の病室を覗いたら廉に呼び止められた。
廉「ねぇ。優太。俺、そろそろちゃんとしたお米にしてみたい。まだだめかな？」
廉が今食っているのはおかゆ。
それを白米にしたいなんて、昨日までの廉を考えたら夢のような話だ。
優「おっ。食ってみる？一応山田君に確認とってみるけどきっと大丈夫だよ。夕飯からでいい？」
廉「まじ？やった。なんか今ならいける気がする」
久しぶりに廉の本当の笑顔を見た気がした。
山田君に相談すると二つ返事でOK。
山「まじか！やったな。これ食べれたらもう退院目前だよ」
山田君にバンッと背中を叩かれた。
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na.(プロフ) - 月海さん» いつもありがとうございます！優しい世界のお話を意識して書いてるのでそう言ってもらえるとのは本当に嬉しいです♡廉くんどうなるでしょうか…続き、楽しみに待っていてくれたら嬉しいです^_^ (3月7日 19時) (
レス) id: acd47871e5 (このIDを非表示/違反報告)
月海(プロフ) - このお話が大好きです。登場人物の皆さん全てが優しくて 私の癒しです。でも廉君心配です 岸お兄ちゃんに本当の気持ちを 吐き出せると良いですね。 (3月7日 1時) (レス) @page21 id: 8c6ed5089e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：na. | 作成日時：2024年1月28日 12時
