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‐病室‐
廉side
トイレ行きたいな…看護師さん呼ばないと…
俺の身体はもう1人で立つこともできないくらい弱ってしまったのか…
そう思うと悔しい気持ちもあるけど仕方ない…
ナースコールを押そうとしたら優太が部屋に来た。
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優太side
廉の部屋に入ったら
廉が丁度ナースコールを押そうとしてるとこだった。
優「あれ？廉どした？具合悪い？」
廉「んーん。トイレ行きたくて。優太…ごめんけど連れて行ってくれる？」
優「おう。いいよ。んじゃ身体支えるよー。よいしょ」
廉の歩行介助をしながらトイレに向かった。
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・
・
-トイレ-
廉side
トイレに連れてきてもらった。
優「俺、ここで待ってるから終わったら呼んで」
廉「おん。ありがと」
トイレの個室にいたら、俺はいつまでこの状況にいなきゃいけないんだろ…って不安や悲しみに襲われて涙がでてきた。
でも、ずっと優太に対しても他の家族に対してもそんな感情見せるのは失礼な事だし、申し訳ない事だと思っていた。
慌てて俺は涙を拭いて、優太を呼んだ。
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優太side
個室の前で待っていたら、
個室の中から鼻をすする音が聞こえた。
ん？泣いてる…？
少しの間があって廉の声がした。
「優太ー。終わった。お願いしていい？」
優「はーい」
廉の顔は笑顔だったが、これは今無理矢理作った笑顔。
鈍感な俺だけど、そんくらいはわかる。
兄貴なめんなよ。
やっぱりそうだよね。
限界だよね。なんとか楽にさせてやりたいな…
手、ひっぱって？と言わんばかりに手を前に出した廉の手を無視して
俺は廉をそのまま抱き上げ、抱っこした。
廉「は？は？なに？どした？やめーや！はずい！！俺、引いてくれれば歩けるし！！！」
優「廉、ちょっと付き合って。俺の秘密の場所行こう、大丈夫。こんな時間に誰も廊下なんか通んないから。はずかったら顔隠しときな。笑」
抵抗する力もない廉は、抱っこされたまま俺の胸の中に顔をうずめた。
俺はすぐ近くの空いているキッズルームに入った。
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na.(プロフ) - 月海さん» いつもありがとうございます！優しい世界のお話を意識して書いてるのでそう言ってもらえるとのは本当に嬉しいです♡廉くんどうなるでしょうか…続き、楽しみに待っていてくれたら嬉しいです^_^ (3月7日 19時) (
レス) id: acd47871e5 (このIDを非表示/違反報告)
月海(プロフ) - このお話が大好きです。登場人物の皆さん全てが優しくて 私の癒しです。でも廉君心配です 岸お兄ちゃんに本当の気持ちを 吐き出せると良いですね。 (3月7日 1時) (レス) @page21 id: 8c6ed5089e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：na. | 作成日時：2024年1月28日 12時
