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‐精神科‐
廉side
優太が俺を連れて行った先は、精神科だった。
やっぱりな…
そんな気はしてん。
俺はふぅ、とため息を一つ吐いた。
優太が、俺の頭にポンと手をあて、
「心配すんな。大丈夫だから」と言った。
診察室の中にはよく知っている顔があった。
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優太side
車いすを取りに行くとき、俺は1本の電話を精神科に入れていた。
…「はーい？」
優「あ。山田君すみません。今って診察、山田君っすか？」
山「そだよ？どうした？」
優「いや…実は廉が今病院に来てて…ちょっと見てもらう事できないっすか？」
山「へ？廉どうした？まぁいいや。このあと丁度空いてるし。連れてきな」
優「あざす。失礼しやすっ」
そして、事情を先輩ドクターに話すと、
午後お休み取っていいから廉くんについててあげな。って優しい言葉をもらえた。
本当に俺はいい人達に恵まれている。
俺は廉の乗った車いすを押して精神科へ向かった。
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山田side
優太が廉の乗った車いすを押してやってきた。
優太と紫耀は医大の後輩。
その縁もあって優太の家には何度も遊びに行っている。
だから兄弟みんな顔見知りだ。
特に廉は、お互いゲーム好きって事もあって
歳はだいぶ離れてるけど、2人でゲームをする事もあるくらいの関係だ。
最近はお互い忙しくてあんまり会えてなかったけど…
その廉が、俺の知っている廉じゃない姿で目の前にいる。
顔色は最悪。
おまけに目に力はゼロ。
頬もこけてしまっている。
これは…
即入院まであるぞ…
そんな気持ちを全部隠して俺は廉に話しかけた。
山「廉、ひさしぶりやん。元気してた？」
廉「今はあんま元気やない。笑 この前までは元気やったっすけどね。笑 てか山田くん今度またゲームしましょうよ。俺、だいぶ上手くなったっす。」
饒舌すぎる廉。
山「ははは。まぁ今はそりゃそうか、顔色悪すぎだもんな…。水も吐いちゃった？」
廉「…水は今日初めてアカンかった。食べ物はもう2週間くらい…」
山「そっか。了解。そしたら先に点滴からしちゃいたいんだけどいいかな？…んで。元気になったらまたゲームしようぜ。ちなみに俺もレベルアップしてる。笑」
俺の言葉に廉はゆっくりと頷いた。
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na.(プロフ) - 月海さん» いつもありがとうございます！優しい世界のお話を意識して書いてるのでそう言ってもらえるとのは本当に嬉しいです♡廉くんどうなるでしょうか…続き、楽しみに待っていてくれたら嬉しいです^_^ (3月7日 19時) (
レス) id: acd47871e5 (このIDを非表示/違反報告)
月海(プロフ) - このお話が大好きです。登場人物の皆さん全てが優しくて 私の癒しです。でも廉君心配です 岸お兄ちゃんに本当の気持ちを 吐き出せると良いですね。 (3月7日 1時) (レス) @page21 id: 8c6ed5089e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：na. | 作成日時：2024年1月28日 12時
