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‐待合室‐
優太side
待合室の一番後ろの一番端の席に廉は座っていた。
優「れん？」
廉「優太ごめん。病院まできて呼び出しちゃって」
優「いや。それはいいんだけど。なに？どうした？」
廉「…体調悪い。何科行ったらええかわからんかってん。優太にも先に言っとこうと思って」
優「おまえが自分から体調悪いとか言うとか珍しすぎん？ましてや自分で病院くるなんて」
俺は座っている廉に目線を合わせるようにしゃがみ、
そして俯いている廉の顔を覗き込んだとき、ぞっとした。
看護師さんに言われた通り、
顔色が悪いのもそうなんだけど…
そんなことより…
廉の目に光が全くなかった…から。
これって…
廉「うん。なんか今日このまま学校行ったら倒れそうな気してん。あんま迷惑かけたくなかったし。」
優「そか。今の症状言える？」
廉「飯食えん。もう2週間くらい。食っても吐く。今朝、水吐いてヤバいと思ってここ来た。
あと貧血？ふらふらする」
優「やっぱりあの時もう・・・」
廉「ごめん。ごまかして悪かったと思ってる」
たんたんと廉が答える。
その冷静さが気味悪い。
やっぱりこれって…
優「廉、目の裏みるよ」
下瞼を裏返すと見事なまでの真っ白。
よくもまぁここまで倒れなかったな…
優「廉。今日ここまでどうやってきた？」
廉「タクシー。ごめん。金使った」
優「なに言ってんだよ。ナイス判断。おまえもう、少し歩くのもしんどいだろ」
廉「…そうね。むりかも」
優「診察室行こうか。ちょっと待ってな。車いす持ってくる」
普段の廉なら這ってでも自分で行こうとするもんなのに、コクリと無言でうなずく廉。
いつもの廉じゃなさすぎて怖い。
優「廉。お待たせ。立てる？…いや、やめとこ。俺、持ち上げちゃうから力抜いててね。よいしょ」
想像以上に廉は軽かった。
元からやせ型な廉だけど、そこから5�圓老擇�減っているだろう。
それに加えてこのメンタル症状。
これは長引くかも…
覚悟を決めて俺は診察室に廉を連れて行った。
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na.(プロフ) - 月海さん» いつもありがとうございます！優しい世界のお話を意識して書いてるのでそう言ってもらえるとのは本当に嬉しいです♡廉くんどうなるでしょうか…続き、楽しみに待っていてくれたら嬉しいです^_^ (3月7日 19時) (
レス) id: acd47871e5 (このIDを非表示/違反報告)
月海(プロフ) - このお話が大好きです。登場人物の皆さん全てが優しくて 私の癒しです。でも廉君心配です 岸お兄ちゃんに本当の気持ちを 吐き出せると良いですね。 (3月7日 1時) (レス) @page21 id: 8c6ed5089e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：na. | 作成日時：2024年1月28日 12時
