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「…剛典、離して。」
身体はピクリとも動かないのに
すぐ側から拒否する声が聞こえる。
少し冷めたその声でさえ愛おしい。
「やだ…」
もっと力を入れて抱き締めても、
やっぱり彼女の身体は棒みたいに立っている。
「好きなんだ…、ずっとAのことが
…ずっと、ずっとっ、」
言葉にするたび、彼女のいない日々に痛めた胸の感覚が襲ってくる。
もう離れないでよ。って
他のやつになんか、守られるなよ。って
言葉にしたいことは沢山あるけど、
今の君には、好き。それしか伝えられない。
女々しいかもしれないけど、
今抱き締めてる君を離したくなかった
どんな手を使ってでも。
「遅いよ、もう。」
動かなかったはずの彼女
なんでだろう、汗なんかじゃなく
俺の肩が湿っている。
「A…？」
顔を見たくて少し身体を離そうとすると
ぐっと抱きつかれて阻止された。
見ないで。って言ってるみたいに。
「もう、いいんだよ。
私はもう子供じゃないし、友達もいるよ。
変な子に虐められてなんてないし
すぐに転んだりしない。
重いものだって、多少は持てるの。
だから、」
＿＿あなたがいなくても、もう大丈夫。
『大丈夫だよ。
剛典がいなくても、もう、大丈夫。』
スッと離れた身体。
目の前の君は、すごく綺麗だった。
4年前、泣き虫な君とは違う。
必死に涙を目に溜めたり、声が震えていたり、拳を握りしめたりなんかしてない。
凛とした瞳で俺を見つめて
優しく笑うんだ。
ねえ、君は嘘が得意になった？
それとも、本当に俺は必要じゃない？
変わっていないのは俺だけ。
あの時みたいになにも言えず、君を見つめるだけ。
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yum(プロフ) - うわーー、どうしよう。名前が同じ先輩とくっついて欲しくない……一方的に一途に思い続けるのってすっごく辛いけど、嫌だよーー(泣) ……応援してます！ (2017年10月25日 0時) (
レス) id: 16305ab699 (このIDを非表示/違反報告)
はる - こんばんわー(≧∇≦)/勿論最後までお付きあいさせていただきます!!(o^_^o) (2016年3月13日 22時) (携帯から) (レス) id: dbdfd40753 (このIDを非表示/違反報告)
ピスタチオ(プロフ) - はるさん» おはようございます！今までで1番長くなる予定の作品なので、最後までお付き合い頂けると嬉しいです。よろしくお願いします^ ^ (2016年3月12日 16時) (レス) id: 3a9972eb81 (このIDを非表示/違反報告)
はる - おはようございます！初めまして！これだけでもｷｭﾝｷｭﾝです(*´∇｀*) (2016年3月11日 9時) (携帯から) (レス) id: dbdfd40753 (このIDを非表示/違反報告)
ピスタチオ(プロフ) - УU☆МЁさん» ふふ、ありがとうございます！更新、頑張ります！ (2016年3月8日 0時) (レス) id: 3a9972eb81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピスタチオ
| 作成日時：2016年2月21日 22時
