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頑張りの証明 ページ15

赤side







夏も終わり、気温も落ち着き、ここ最近は




いい調子で学校に来れてる翔太。





毎日楽しそうに笑う翔太に安心する。



ちょうどいい季節で、翔太の体調も安定してきているから、



クラスメイトと休憩時間に走り回ったり、



体育も参加したりして、充実した学校生活を送れているよう。







今日も朝から、電車の中でもにこにこしてて、



今日は体育でバスケやるらしいし、参加できそうで喜んでるのかなって




わかりやすい翔太。






学校に着き、教室に向かう。








「おはよう。」




クラスメイトと挨拶して、それぞれの席に荷物を置く。





「いたっ…」



えっ?


「翔太、どうしたの?」




翔太の指先からは血が出てて、酷く切ったんだなと焦る。





「わかんない…急に血が……」





とりあえず止血して、絆創膏を貼ってあげる。





クラスメイトも何事かと、集まってきた。




「宮舘、これ……」




クラスメイトの1人が翔太の机を傾ける。





机の天板の裏に反射して光る物





カッターの刃……?



「なんでこんなもの……翔太、机の中に手入れた?」




頷く翔太。





クラスメイトが机の天板の裏に貼り付けられたカッターの刃を剥がして、



中に他に細工がしてないか確かめてくれる。



翔太は、完全に怖がってしまい、泣きそうな顔をしている。






椅子に座る翔太の前に屈んで、震える手を握ってあげる。




結局机の中には3箇所も細工がしてあって、




全部取ったとはいえ、怖いだろうから、隣の俺の机と交換することに。





クラスメイトが机を変えてくれて、



先生にも報告しようなってことになった。








「翔太、びっくりしたね。大丈夫。俺がいるからね。」



泣き出しちゃった翔太をあやす様に、背中をさする。




「涼太...」




俺に手を伸ばしてくる翔太を抱っこして、背中をとんとんして





泣き止ませる。



クラスメイトも、変顔や面白いことをして何とか翔太を笑わせようと必死になってる。







翔太も周りは敵ではないことがわかったのか、




落ち着き始めて、泣き疲れたのかうとうと。






もう先生来るし、寝ちゃったら困るんだけどなぁ



「宮舘、翔太寝たぞ。」




やっぱり寝ちゃったか。仕方ない。




保健室に連れていきたいけど、1人にさせるのも心配だし




1時間目の授業まではこのまま寝かせておこう。





先生も今回だけは許してくれるはずだ。

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愛都(プロフ) - ぽにょさん» うわぁ!今作初めてのコメント嬉しいです!今作はコメントを頂けず、不安でした。あべさくには何度か挑戦しようと書いてはみたんですが、続かず……並行して、短編集を作ろうと計画中なんですが、そちらで書かせていただいてもよろしいでしょうか? (2020年6月20日 9時) (レス) id: 00be13f8e0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽにょ(プロフ) - とても毎回更新楽しみにしてました、完結お疲れ様でした!あべふかとかあべさくでも見てみたいなあって気持ちです! (2020年6月17日 23時) (レス) id: 2c3c24b282 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛都 | 作成日時:2020年5月15日 18時

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