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青side
翌日から先生の涼太への当たりが強くなり、
クラスメイトも不思議そう。
もちろん俺への当たりも強くて、なんかしたっけな。
俺に当たり散らそうとする先生に、
翔太は関係ないでしょうといつも庇ってくれる涼太。
クラスメイトも何かがおかしいと感じたのか、
いつも俺と涼太が嫌味を言われると、
庇ってくれたし、気にすんなよって、励ましてくれた。
涼太と受験の話をすることは一切なくなり、
自分の部屋の窓からいつも遅くまでついている涼太の部屋の灯りを
眺めていた。
受験当日
インフルエンザにかかってしまった俺は、別室受験に
ほぼ治りかけだったこともあって、試験にさほど影響はなかった。
合格発表の前日
今までずっと一緒にいてくれてありがとう
涼太にそうメールを送ったけど、返信は来なかった。
合格発表の日
高校の張り出しを見に行くと、門の前に見覚えのある人。
「りょ……うた………？」
なんでここに……？
「翔太、4月からもずっと一緒だよ。」
「えっ？」
高校は？別だよね？
家が隣だから？そういうこと？
パニックな俺。
「ふふ。俺も翔太と同じ学校受験したんだよ。」
翔太別室受験だったもんね。って笑う涼太。
訳わかんねぇ。
でも、涙が止まらない俺
「バカじゃん。俺に合わせて……ぐすん、
でも、ありがとう……涼太」
思わず涼太に抱きつくと、
驚きながらも背中に手を回してくれる涼太。
涼太の腕の中でわんわん泣く俺。
こんな大事な選択を俺に合わせて…
先生たちの当たりが強くなるのも今ならわかる。
長かった進路についての面談も、先生と揉めたんだろうなって
進路希望調査も最後まで出せなかったのは、俺が出さなかったからなんだなって
全部全部今ならわかる。
「翔太には俺がついてなきゃダメでしょ？」
そう笑う涼太に、自意識過剰だと1発パンチしといた。
図星だから言い返せなかったのは、秘密だ。
高校に入ってからも、涼太がいつも勉強を教えてくれて
何とか赤点回避できてる俺。
クラスメイトはいつも俺優先で考えて行動する涼太に
翔太ファーストって言ってるけど、
人生の分岐点とも言える受験さえ翔太ファーストだったことは、
俺と涼太しか知らない秘密。
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愛都(プロフ) - ぽにょさん» うわぁ！今作初めてのコメント嬉しいです！今作はコメントを頂けず、不安でした。あべさくには何度か挑戦しようと書いてはみたんですが、続かず……並行して、短編集を作ろうと計画中なんですが、そちらで書かせていただいてもよろしいでしょうか？ (2020年6月20日 9時) (
レス) id: 00be13f8e0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽにょ(プロフ) - とても毎回更新楽しみにしてました、完結お疲れ様でした！あべふかとかあべさくでも見てみたいなあって気持ちです！ (2020年6月17日 23時) (レス) id: 2c3c24b282 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛都 | 作成日時：2020年5月15日 18時
