青い空の下、キミが笑えますように。【短編集】

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青side。




薬を飲めばお腹はちゃんと落ち着いてきて…


「涼太ありがと…もうへーき。」


「びっくりしたよ。」


ごめんね。って謝れば、優しい涼太は次は無しだよって。




照「翔太、ごめんな。心配できつく言っちゃって」


深「俺も。翔太が1人で我慢してるの見るの辛くて酷いこと言った。」


佐「ごめんね。翔太が優しくて言い出せなかったのわかってたのに。」


3人ともびっくりするくらい、真剣に謝ってくれる。


「俺もごめん。迷惑かけたくなくて強がった。結局迷惑かけて、ごめんね。」



3人は、迷惑かけてもいいから心配かけんなよ。って笑ってくれた。



舘「翔太、服着替えよう。風邪ひくよ。」


はいって涼太の鞄から出てきたのは、俺の服。


「え？なんで…」


舘「どうせ何も持ってきてないだろうなって思って準備してきた。」


涼太の家に忘れてた服、持ってきてくれてたの？


それにさっきおなかのお薬もあったし。



舘「翔太のことならなんでもわかるよ。」


そう言って、新しい服に着替えさせてくれる涼太。



外で休んでたメンバーも戻ってきて、ふっかが事情を伝えてくれた。



舘「本当は体調良くなかったんじゃない？」


素直に朝方気持ち悪くなって戻したこと、さっきのサービスエリアでお腹がゆるゆるでトイレからなかなか出られなかったことを伝えると、


みんな、しんどかったねって、気づいてあげられなくてごめんねって、言ってくれて俺の心はぽかぽか。



舘「お泊まりまでには良くなるから、大丈夫だよ。ゆっくり寝てな。」


ラウールがブランケットを返してくれて、涼太の膝に横にならせてもらって、涼太の安心する暖かい手が俺のお腹をさすってくれる。



舘「やっぱり、あの時から調子悪かったんだね。」






メンバーの優しい声と、涼太の暖かい手は、






どんなお薬にも負けない、俺だけの魔法のお薬。

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