検索窓
今日:15 hit、昨日:7 hit、合計:61,424 hit

其の四十 ページ43

あ「茜くん、もう反省したんじゃないの流石に?」


輝「Aは甘いよ、これでも蒼井は怪異なんだからね」


茜「契約させられたんですけど」



温風が頬を撫でた。
_____

部活に行く気になれず、生徒会室に少し居座る。
輝は仕事、茜くんは土下座、私は窓の外を見てる。


あ「ねー茜くん」


茜「何?瑠璃川さん」


あ「好きな人の好きな人って、どうやってなるのかなかぁ」



それが分かってれば、こうはなっていないはず。


私たまに思うんだよね、結婚できるのかなーって。



あ「この学校にも、一般的に見たらそこそこ顔が整ってて、優しくて面白い人もいっぱいいるよね」


茜「まあ、基準はともあれ、そうなんじゃない?」


あ「でも輝がいいんだよねー、、、」


茜「、、、理不尽な世界だよね」



はぁ、と二人でうなだれる。


きっと、輝以外の人を好きになればもっと早く恋が叶って、幸せを手に入れられるかもしれない。


でも、それじゃだめなんだと思う。



あ「やっぱ、輝じゃなきゃ、嫌だな。」


輝「僕がいいの?」



気づけば、輝が私の後ろに回っていた。いつ来たよ、、、、


先程と変わらず窓の桟に引っ付いて外を見てたので、輝と窓に挟まれ、身動きが取れない。


どうする、瑠璃川A。



輝「なんで蒼井に相談するの?僕で良くない?」


茜「本人に相談してどうすんだよ」


輝「蒼井、時間伸ばそうか?」


茜「」



おい茜くん、黙るな!!輝に負けるな!
なんて思いは届かなかった。


あ「輝のこと大好きだから安心し、「できるわけ無いでしょ」、っえ?」



耳元で聞こえる輝の声。


できるわけないって何が、?


頭の中が一気にごちゃごちゃになる。



輝「ずっと僕だけ見てればいいよ、Aは」


あ「えっ、」



首元でなにか光った気がした。
半信半疑で首元辺りに手を伸ばすと、冷たい何かが手に触れる



あ「えっ、ネックレス!!?」


輝「Aに似合うでしょ?」



手鏡で確認すると、ハートのシンプルなネックレスだった。いつ付けたのか。



あ「嬉しいけど、、、なんで!!?」


輝「ん?んー、首輪みたいな?ふふっ、うそうそ。でも、それずっとつけてくれたら嬉しい。」



ずっとって、ずっとかな。校則大丈夫、かな、?



あ「うん、輝だと思ってずっとつけてる!!」



これが輝なりの愛情表現とか、全然知らなかった。


茜「ここでやるなよ、バカップル、、、」

番外編 幼馴染みじゃないならば。→←其の三十九



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
117人がお気に入り
設定タグ:地縛少年花子くん , 源輝   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ショコラ - 東雲さん» そんな光を書き続けられたら。。。ww瑠璃川ちゃん気に入ってくれて嬉しいですww (2022年4月5日 18時) (レス) id: a34d6e68e2 (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - 尊い…可愛い…お嫁に夢主ちゃんをください(( (2022年4月4日 22時) (レス) @page50 id: b72b4d2a41 (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - ショコラさん» わかります!マジで純粋無垢って感じです (2022年4月4日 21時) (レス) id: b72b4d2a41 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - 東雲さん» 光はそんな感じしますねww真っ直ぐで純粋無垢みたいなww (2022年4月4日 21時) (レス) id: a34d6e68e2 (このIDを非表示/違反報告)
東雲(プロフ) - ショコラさん» wwwwエイプリルフール!!w光くん純粋だぁwww (2022年4月1日 21時) (レス) @page46 id: b72b4d2a41 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ショコラ | 作成日時:2022年1月24日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。