恋は祓うな。

其の三十六 ページ39

寧「何これーーーーー！？？」


移動教室から帰ってくると、


茜「ハニ太郎が、、、！！」


バイオテロなみの、


茜「風化してる、、、」


劣化しすぎた教室があった。
＿＿＿

あ「ああああ、生物あんま好きじゃない、、、」


奈「化学よりマシ」


あ「確かに。」



生物が移動だったため、歩いて教室に戻ってくる。
移動とかめんどくさい。なんで生物移動するんだ。


すると教室の方から悲鳴が聞こえた
野次馬ではあるかもしれないが被害者でもあるので、奈那と目を合わせて走って教室に向かう



奈「、、、なんだこれ」


あ「あーーーー！！！私の教科書、、、破けてるう！！！」



輝からもらった教科書なのにいいいい！！！！


周りを見ると他のクラスメートも自分のものがボロボロらしい。被害を受けてないのは葵と寧々のものだけだった。
恐ろしい、泥棒？それともおばけ！？



あ「あ、おばけか、怪異か」


奈「なるほどね」



ボロボロにする怪異なんて存在するのか。どういうことだ
なんつー怪異だよ！！！


とりあえず輝に知らせようとスマホを出して写真を送る。



あ「よし。輝のとこ行こう！！」


奈「呼び出しなよ」


輝「呼んだ？」


あ/奈「」



教室からでて廊下を歩いてすぐ。
、、、このパターン、よく見るな。



あ「輝っ！」


輝「まだ病み上がりでしょ？安静に「会いたかったのに、そゆこと言わないで！」はいはい」



呆れ顔で私の頭を優しく撫でてくれる。
ふふっ、輝がこうやって頭なでてくれるの好きぃ〜



奈「で、これなんですか」


輝「ああ、まあじきに戻るよ」


あ「テキトー、、、あ、猫の名前クロにした！」


そう。猫ちゃんの名前を『クロ』と名付けた。


だって真っ黒なんだもん。ベタなの良くない！！？魔女とか、クロみたいな猫連れてるんかなぁ〜？


なんて考えてたら輝に「そのままじゃん」とか突っ込まれた。


あ「黒猫にクロってつけるの何気夢だったから！ベタでいいでしょ？」


輝「そうだね」


奈「冷たい奴」


あ「輝だもん」


奈那の言葉にそう返すけど、別にこれに不満がないわけじゃない。
輝は冷たいんだよねなんか。心配するときとか、昨日の熱のときとかは優しいのに。。。



輝「、、、、」



むぅ。っとすねて輝を見ると、どこかを見つめて考え事をしてた。



七不思議の一番目。
“三人の時計守”

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