恋は祓うな。

其のニ十八 ページ31

奈「なんか外騒がしくない？」


あ「んー？、、、もしや輝がいる！？」ﾀﾞｯ!!



声のもとに駆け寄ると、



輝「やっときた、」



ほんとに私を待ってる輝がいた。
＿＿＿＿

女子の集団を避けてこっちに来る輝
他の女子を相手にせずこっちに来てくれたのが嬉しかった。輝が私を待つなんて珍しいけども。


はて？と首を傾げてみれば、バッグから丸い輪っかのお菓子を出した。理解。




輝「光がAにだって、美味しかったよ」


あ「寧々と光が作ったやつね？？」




はい、と渡されたドーナツの袋を開ける。その瞬間、




奈「一個もーらいっ」




横から手が伸びてきて一個奈那に奪われた




あ「奈那ぁ！！、、、おいしい？」(´Д⊂ｸﾞｽﾝ


奈「うん、おいひい、」(´〜｀)ﾓｸﾞﾓｸﾞ




お腹空いてたんだよな(笑)この後コンビニでアイス食べようって話してたし
そんな奈那を見てると




輝「奈那ちゃんは美味しそうに食べるね」




なんて爆弾発言。
輝さん！？私にはそんな笑顔で褒めないよね！！？
奈那ずるい、、




奈「頭ぶち抜かれたいんですか」


あ「まだ輝のこと嫌いなの、、、」




呆れて苦笑する
奈那は輝が嫌い。だから違う生き物と扱うため王子と呼ぶ。まあ王子様キャラだけどね？？
それでも親友に嫉妬することがあるが。




輝「さ、帰ろうか。」


あ「光は？先帰っちゃったの？」


輝「うん、ご飯あるしってね」




そのまま3人で校門を出て、奈那を家まで送り届ける。
ばいばいと別れて二人で帰路についた




あ「寧々も光も料理上手だね、めっちゃ美味しい！」


輝「7番となんかあったみたいだけどね、」




私は光から聞いたから知ってるけど、やっぱ輝は知ってるよね




あ「光だって、もう自分でできるんだから、輝も構い過ぎはだめだよ？」


輝「姫も離れてくのかなぁ〜」


あ「涙目！？ちょ、輝〜っ！！」




二人でわちゃわちゃしながら帰った。
輝の悲しい顔久しぶりに見れて嬉しかったかなとかなんとか、わはは。

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