恋は祓うな。

其の十七 ページ19

輝side


輝「はぁ」



蒼井から聞きつけて行ってみれば、人形にされてしまった弟と幼馴染み。
七不思議2番の仕業らしい。


僕の大事なAと光をこんな目に合わせてくれて。やっぱりいい怪異なんて存在しないんだ。



輝「光は持って帰れるんだけどね、、、」



Aは2番の境界に残したままらしい。
僕が行ってればきっと、Aがこんな目に合うはずはなかった。



しょうがなく光だけ連れて帰ることにした。
＿＿＿＿

Aside


あ「んん、、、輝に電話、、、ん？」



部屋で目を覚まし、起き上がる。
なにか変じゃないか。
何か、死に迫るような緊張と疲れを味わった気がしたんだけど。。。



あ「、、、、あれ。夢かな？」



でも、生憎夢じゃなかったらしい。



輝「A！」



息を切らした輝がバン！と音を立てて私の部屋のドアを開ける。壊れるよ！？


すると輝はパチパチと瞬きをして私を捉える。
それから、なにかに安心したかのように眉毛を下げた。



あ「輝、どうしたの？？そんな息切らして、ぅおっ！！？」


輝「、、、、ごめん」



やっと絞り出した声が『ごめん』。
上半身だけ起き上がった私をぎゅうっと抱きしめて離さない輝。ほんとにどうした？？？朝から可愛さ全開ありがとう！！



あ「なんかあったの、？」


輝「、、、ううん、何もないよ」


あ「、、、？？」



ほんとに話してくれない。輝の髪が耳に当たってくすぐったいし、いい匂いするし、温かい。



あ「んん〜っ、輝好き。そんなに抱きつくならキスするぞ！！」



なんて冗談で言えば、


ちゅ、



あ「へ、、、、」


輝「ふふっ、これで満足？」



頬にキスされた。



あ「〜っ///！！！！！」



輝も何か満足したのかしてやったりという顔で私を離した。
ドキドキで倒れそうだったのは秘密。


なんて、きっとバレてるけど。



輝「(いつ戻ってきたのか知らないけど。)」



よかったなんて、本気で安心してる輝がいたことをAは知らない

＿＿＿＿＿

ミサキ階段て、明日の朝には戻るよって言ってたけど、実際どうやって戻るのか謎い。。。


と言うことで、誰も見てない間にいつもの生活に戻ってる風にしてみました勝手に(笑)
葵とか友達なら分かるけど、輝兄とか光の前だと戻し方すごい分かんない、、、。


まあ、公式に出たら変えます(笑)

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