嘘つき彼女と塩対応プリンス 2 (ページ8)

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your side

日本最高峰の天才エース

世界が恐れるジャンプサーブ

世界が注目する怪物サウスポー

これは、メディアが名付けた主力三人の異名

『面白かった…』

彼のパフォーマンスにやられた

あれはボールの動きを把握してないと出来ない動き

『やっぱり…』

天才は違う

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1月下旬

石「中垣内監督に呼ばれたって本当ですか？」

柳「お前、なんかやらかした？」

『ううん。何もやらかしてないし呼ばれた理由すら知らない』

とあるビルの一角

空港に行く前に私とマサと祐希君は中垣内監督に呼ばれた

『緊張する…』

柳「なんでよ」

冷たすぎん？私の彼氏の対応は塩対応とでも言っておこう

石「美味しいご飯でも奢ってくれるのかなぁ？」

やめて。お腹すくやん

そう考えてる中、中垣内監督が来た

『お疲れ様です』

監「お疲れ様。取り敢えず座ってくれ」

言われるがまま席に座り

監督は咳払いしてこう言った

監「新山A」

『はっ、はい』

監「パドヴァのコーチが終わったらでいい。パナソニックのコーチにならないか？」

お誘い、だ。

石・柳「……」

監督は続けてこう言った

監「三人にある密着番組にでないかとオファーが入ってる」

日曜日の夜に放送する番組

『私、それに出ます』

監「わかった。二人はどうする？」

石「でます、マサさんも出るでしょ？」

柳「…。二人が出るなら出る」

監「決まりだな。コーチの件はどうするんだ？」

パドヴァをやめて次は日本

いい機会かもしれない

『そのコーチの件、引き受けます』

イタリアから大阪と舞台を変える

誰も知らなくていいことを私は

イタリアで知った