嘘つき彼女と塩対応プリンス 2 (ページ6)

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柳田side

久しぶりに日本に帰って来てAと買い物してたときにそれは起こった

「あの人って…」

「あれだよ、龍神NIPPONの…」

ファンの人だろう。俺はあまり気にしなかったけど

『将洋のことじゃない？』と謎の確信。

柳「そう？絶対違う」

まあ、それは当たったみたいで

「龍神NIPPONのコーチさんですよね？」

『えっ？はい…』

ファンの人に話しかけられてAは終始驚いた顔を見せた

「サインとか貰えますか？」

『えっ？！私、選手じゃないのに？』

「下さい！！」

熱烈のファンの人におされて、色紙に新山Aと書いた

相変わらず字はキレイで見やすい

『こんなのでよければ…』

「はわっ…。ありがとうございますっ…」

その後熱烈のAファンは走って隣にいた友達と嬉しそうに歩いていった

柳「ファン、いたんだ」

『うん。自分でも驚いてる』

柳「だろうな」

また俺らは歩き始めた

たまに歩いてるとジャージ姿の高校生が走ってたり

見たことのないジャージ姿だったり

春高あるもんなぁ～。そんな風に考えてた

柳「明日、見れたらいいな」

彼女は少し嬉しそうに

『うん、楽しみなんだよ』

彼女はいつも笑顔だからこっちまで笑顔になる

柳「可愛い」

『うん？どうした？』

柳「なんか、いいなって」

『うん？』

柳「なんでもない」

やっぱり自分はAには勝てないことがわかった