今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:447 hit
小|中|大
2 ページ3
「樋口をですか」
「うん。探偵社に顔が割れていない者を行かせるべきだからね。
こう云う任務は」
ぽかんという表情をする芥川にAは説明をしてやった。
成る程と云う呟きを耳にし乍ら言葉を続ける。
「虎は″生け捕り″と云われてるらしいね。でも君の異能力で捕まえるとなると、
…否。なンでもない」
「…?」
「まあ精々頑張り給えよ。芥川」
芥川の胸元辺りをポンポンと軽く叩いたあと
ニコリと笑ったAは其の後まるで虫を追い払う時のように手をヒラヒラさせ
芥川を追い出した。
部屋に一人。Aは愉しそうにまるで小さな子供が新しい玩具を見つけた時のような
そンな笑みをふわりと浮かべた。
「そろそろ、かな」
彼女がそう呟いた言葉の意味は
きッと″あの男″以外には判らないだろう。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←1
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:如月遊離(きさらぎ ゆうり) | 作成日時:2018年3月17日 19時