男装少女22 ページ24
Aside
貴「あの、これは一体どういう状況ですか?」
お風呂上がり部屋に行くと部屋の前で仁王立ちしていた及川さんに連れられ青城の部屋に来た僕は目の前の及川さんに正座させられている。
及「Aちゃん。及川さんはAちゃんは絶対そんな事しないって信じたいし、何か理由があってこそって思ってるよ?」
貴「はい?え、何がですか?」
及「回りくどいのは及川さんも嫌だからはっきり言うね。女湯に何しに入ったの?」
貴「.........え?」
待って?見られてた?いつ?僕の頭はパニック状態だった。
及「覗き?だとしたら流石に及川さんも黙ってないよ?」
貴「それは違います。」
及「じゃあ、なに?」
貴「あ、えっと....それは....。」
何か適当な言い訳くらい考えれば出てくるのに見られてたというパニックと及川さんの威圧で言葉に詰まってしまう。
及「言えないこと?やっぱり覗き?」
貴「それは、ほんとに違います!」
岩「んー、でもな今の状態だとお前が女湯覗いたことになるぞ?」
貴「覗いたわけではなくて、えっと....どうしよう....。」
──────ガチャ
言葉に詰まっていると突然開いた扉とその隙間から顔を出した仁花ちゃん。
及「あ、君烏野の1年マネちゃん!君からも言ってあげて。覗きはダメだよって。」
谷「覗き?え?」
及「Aちゃんに女湯覗かれたんでしょ?」
谷「うえ!?へ?そんなことないです!覗く以前にAちゃんは女の子で......あ!」
貴「仁花ちゃん!?」
青城「「...........女の子!?」」
谷「ごめん......。」
貴「大丈夫だよ、これは仕方ない。」
及「ちょっと待って、てことは覗いたんじゃなくて元々女の子だったの?」
僕はコクコクと頷いた。
それと同時に後ろに重みを感じ振り向くといつもの如く国見に抱きつかれていた。
国「お前、本当は女子とかマジなんなの?反則。」
貴「そんな事言われても困る....。」
国「今まで男子だと思ってた自分攻めたい。良く考えたら女子でも違和感無いことよくあった。」
そう言って項垂れる国見の頭を何度か撫でる。
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若葉 - え、、、?かわ、、!、大好きな小説だぁ! (1月3日 17時) (レス) @page36 id: f80cf1a544 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - すごくすごく好きです!突然の告白すみません笑笑無自覚っていいですよね!それときよこさんのシスコン感がいい!色々大変だとは思いますが更新よろしくお願いします! (2020年5月8日 1時) (レス) id: 0357050ae1 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - あんみつさん» コメントありがとうございます。そして、投票100票目ありがとうございます。おめでとうございます。面白いと言ってもらえて凄いうれしいです。 (2019年10月22日 17時) (レス) id: 7ed288dfc1 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - 舞花♪さん» ありがとうございます。私も書きながら、国見ちゃん!!!てなってます(笑) (2019年10月22日 17時) (レス) id: 7ed288dfc1 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - テツナさん» コメントありがとうございます。私自身も男装系の作品好きだったので、思わず作っちゃいました。国見ちゃんと潔子さんの可愛さ重視で書いてるので、感想いただけてうれしいです。これからも応援よろしくお願いします。 (2019年10月22日 17時) (レス) id: 7ed288dfc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉愛 | 作成日時:2019年10月4日 2時