わたしは貴方のファンなので 2【江口拓也】

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貴方side




ついに、この日が！来てしまった…！！





今日は仕事終わりに宏太朗さん行きつけのお店で落ち合うことになっている



服は散々悩んで、少しカジュアルな感じにまとめることにした




あんまり可愛い格好して行って引かれるのだけは避けたい…！







そわそわしているのを先輩に気づかれて、宏太朗さんとご飯に行くことになりましたって正直に言ったら



名波「へぇぇ！！明日、話聞くのたのしみにしてるわ！」




とにやにやしながら言われた






その後仕事終わりに、




名波「じゃ、楽しんでね！」




と手を振る先輩にペコッと礼をして病院前で別れる







宏太朗さんから送られてきたお店の場所は職場から近いところだったから、気持ちを落ち着かせるためにも、と歩いて向かった




歩いている最中にスマホが鳴ったので開くと、宏太朗さんから





西山『もう着いてるから、店員さんに西山と待ち合わせですって言って〜！』





と来ていた




分かった！とだけ返事をしてスマホをしまう








貴方「…全然落ち着かない」





むしろお店に近づいていると思うと余計にドキドキする



気付けば目的地に着いていて、そろそろと扉を開けた





店員「いらっしゃいませ！1名様ですか？」





貴方「あ、えっと、西山さんと待ち合わせなんですけど…」





店員「あ、お待ちしてました！こちらです！」







元気いっぱいの店員さんに個室に連れて行かれる





店員「では、ごゆっくり！」




貴方「ありがとうございます」








…この扉開いたら宏太朗さんいるんだよね

　



貴方「…スーッハーッ」





深呼吸をして扉を開ける





貴方「こんばん、は……え？」










私の視界に入ってきたのは宏太朗さん、だけではなかった

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