アンドロメダ（quizknock）

１０（kawakami）朝からそれ正解 ページ12

｢東大生11人で、朝からそれ正解〜！｣



ぱちぱち〜



「今日はななかもいるんでね〜」


「お願いします！」





さっきから川上くんと目が合っては逸らされを繰り返している。


…実は私と川上くんが付き合ってることを知っているのが伊沢さんだけで



伊沢さんはそれをからかうようにいつも私の事を可愛がってくださる。






･･･が、川上くんはとても不機嫌そうであります。





「はい、じゃあいこう！」



(｢お｣から始まる愛しいものは？)



山「いとしい！？」


伊「俺これしかないわ」


こ「伊沢さんの考えてること何となくわかりました…笑」





なんとなく全員で話してから発表の時間。



こうちゃんが、“オーストラリアウォンバット”という誰も分からなそうな回答をしたところで、伊沢さんの番。




伊「俺の隣にいるやつ！」



ニヤニヤしながら得意げにホワイトボードを開く伊沢さん。



「わたし！？」



こ「やっぱな！！」

須「ちょっと怖い」



伊「怖いとか言うな！」






「･･･」



あぁぁぁぁ、川上くんがああ！！！


どうしよどうしよ。





「えー正解は俺の隣にいるやつ ということで次行きましょう。」





それなんですかぁ〜、と皆が伊沢さんに異論をぶつけている。


でも私は川上くんが気になって気になってしょうがなくて、ただニコニコして座っているだけだった。




なんやかんやで次の話題へ。



(｢た｣で始まる好きな物)




あっ……これは、川上くんの機嫌を取り戻すチャンス。




もう私は書くものをひとつに決めてホワイトボードを伏せると、ふくらさんに“早かったからななかちゃんから行こう”と言われ、後悔の念。






「えー…たまにでる関西弁！」




一瞬川上くんの頬が緩んだのが見えて、安堵する。





伊「おーーー！！！！？」


須「これは、僕ですよね？」


鈴「絶対違いますよ笑」


山「…あっ！」


こ「(にやにや)」




お？お？、と煽ってくる伊沢さん、須貝さんの心刺しまくりな鈴木さん、そして察しのいいお二人……





「ちょっ、皆さん騒ぎすぎ！」


「伊沢さんうるさいっすよ」




うるさい、と言いながらも口元を隠してどこか嬉しそうな川上くんに胸をうたれた。







朝からそれ正解の撮影後、川上くんに「単純ね」と言ったら



「うるせー、心配になって何が悪い」


とデコピンされた。




その後、存分に川上くんに関西弁を話してもらえて大満足でございます。

１１（izawa）分かってる→←感謝

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