９（izawa）キス ページ9
私の膝の上で天使のような寝顔で寝てる伊沢さん。ふわふわの前髪を撫でると少しだけ反応して、またスースーと寝息をたてる。
「…綺麗」
こんなに寝顔が綺麗な人はいるのかと、おもわず声に出してしまい焦るが、起きる素振りは見せなかったから良かった。
ななか膝枕して〜、と甘えられてしばらく伊沢さんの豆知識を聞いていたのがちょうど30分くらい前。
饒舌に盆栽のことを話していたはずなのに急に静かになって、伊沢さんの体重がずっしり感じられはじめたのが15分くらい前。
よくもまぁ盆栽について、そんなに話すことがありますよ。
こんなにまじまじと伊沢さんの顔を見れる機会はないのでしばらく見つめていると、ほくろがここにあったんだ、とか睫毛が意外と長いんだな、とか
色々新しいことを発見して、また少し伊沢さんを知れたような気がして嬉しくなった。
ふと、目線は伊沢さんの口元へ移る
口の形が本当に蠱惑的で、惑わされてしまう。
少しだけなら……
軽く伊沢さんの唇に自分の唇を重ねる。
いけない事をしているようで、なんだか体が火照ってしまう。
いい加減離れようとした瞬間、頭をガシッと押さえつけられて、身動きが取れなくなる。
「…！？」
苦しくて、ギブ、の合図で彼の腕を叩くとやっと離されて身体中に一気に空気が入ってくる。
･･･伊沢さん、、起きてたの。
「…やるねぇななか。寝込みを襲うなんて」
伊沢さんも苦しかったのか、少し息を切らしながらニヤリと笑う。
「ちがっ…襲ったつもりは」
「それと…そんなにまじまじ見られたら照れるから。」
「え、いつから起きてたの！？」
寝てもない、と衝撃的なことを言って伊沢さんは体を起こす。
穴があったら入りたいくらいに恥ずかしい。
「欲求不満？」
「そんなんじゃな…」
私が全てを言い終わる前に、伊沢さんは私に覆いかぶさって目を見つめる。
彼のつけているネックレスがゆらゆら揺れて、どんどん伊沢さんの中に引き込まれていく感覚に陥る。
「...っいざわ、さん」
「ん」
「ごめんなさい」
「何が」
「･･･勝手にキスして」
「...ふふっ、怒ってないよ。嬉しい」
でも止まらないかも、ごめん
そう言って私の返事よりも先に伊沢さんのキスが上から降ってくる。
こんなに貪るようなキスをされたのは初めてで、男らしい伊沢さんに無性にドキドキした。
「...んっ、ななか、好きだよ。」
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琥珀(プロフ) - 楽しく読ませていただいています！リクで、川上さんが熱で寝込んでいる夢主を看病してあげる話読みたいです！いつも通りクールで落ち着いてる感じだけどどうしても溢れ出る優しさというか、笑 ぜひお願いします！ (2018年12月4日 0時) (
レス) id: c9412ebd5c (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - Soaさん» 書いていただきありがとうございます。何度も読んだのですが最高以外の言葉が見つかりませんでした……！！本当にありがとうございます！！ (2018年12月3日 18時) (レス) id: b3eb1b48b3 (このIDを非表示/違反報告)
Soa(プロフ) - 白黒さん» 恐縮です…とっても嬉しいです！！ありがとうございますorzリクエストありがとうございます、書かせていただきました…気に入っていただけたら嬉しいです！これからも是非よろしくお願いします(｀・∀・´) (2018年12月2日 22時) (レス) id: abf13aa583 (このIDを非表示/違反報告)
Soa(プロフ) - 井上咲さん» ありがとうございます！嬉しいです〜(ノ_＜)リクエストありがとうございます！頑張ります！ (2018年12月2日 22時) (レス) id: abf13aa583 (このIDを非表示/違反報告)
Soa(プロフ) - おれを@コメ専用さん» 一番なんて言ってもらえて本当に嬉しいです( ；∀；)リクエストありがとうございます！頑張りますね！これからも是非ご贔屓に(^^)v (2018年12月2日 22時) (レス) id: abf13aa583 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Soa | 作成日時：2018年11月25日 8時
