【QK】夕焼ミステリー (ページ8)

今日:25 hit、昨日:6 hit、合計:6,434 hit

みっかめページ8

by河村

伊沢から聞いた黒い靄というのが、どーしても気になって図書館へ来てしまった。しかし、何を調べるつもりだったのか。…考えていなかったのに、足が勝手に図書館へむかってしまったのだ。巷では考えるより先に手や足が出ることを脳筋という。
(心霊系というより…臨死体験の話でもないか探すか)
コンピューターで本を調べてみるも、ヒット数は少ない。心霊現象も探してみるか。
__________

一時間経っても良い情報は出てこなかった。
この一時間で神話までおさらいできたんだから凄いとおもう。
今日午後まで仕事は無いから、しらみ潰しに探してみる。効率悪いと思っているが、他の方法を自分はとらなかった。

伊沢の話を思い出す。
星…寒気…忘却…扉…英単語…落下…僕…夕日……夕焼け？
「夕焼けがキーになった」と伊沢は話した。直前の記憶が黄昏時だったから、よく覚えていたのだろうか。とにかく夕焼けという言葉に引っかかった。自分でも異常だと感じる程には。
せっかくの図書館なので夕焼けを辞書でひいてみる。
夕焼けの次は黄昏を。

「黄昏、夕方の薄暗いとき…」
ふと、夕方の薄暗いで思いつく。心霊や神話などと関係があり、丁度夕焼けが見える時間帯の言葉。

黄昏の次は… 大禍時を。

［大禍時:大きな災いが起こりやすいときの意］

…これだ。
僕が調べるべきは、これだ。

辞書を閉じて、情報集めを再開した。

____________________(観察日記)
今日は収録で行けなかったよおおお