【QK】夕焼ミステリー (ページ34)

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18日　CEOが居る景色ページ34

side 須貝

今日はもう朝早くから起きて、ソワソワしていた。朝食を済ませ、いつもより早めに家を出る。
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オフィスの前でこうちゃんと合流する。
「須貝さん！おはようございます！」
「ああ、おはよ」
ちょっと寒くなってきたかな、なんて肌で感じていると「早く入ってください」とこうちゃんに怒られた。
「…こうちゃん今日早いね」
なんてニヤつきながら言うと
「須貝さんもでしょ」
と反論された。
そのままデスクに行くと、これまた珍しく河村さんがいた。
「2人とも早いよ」
「そういうアンタが1番いつもより早い」
「それはそう」
そうして軽く言い争っていると後ろから声がした。

「いいじゃん。それだけ俺に会いたかったんだろ？…あと俺が休んでた分、ほとんど福良や河村に任せてるから」
早く来てくれると河村が助かる、と伊沢が言った。

「うわ…河村さん僕手伝います」
「いいよ、こうちゃん。君はあの煩い伊沢をなだめてくれ」
「こうちゃんは俺とゲームってことで」
こうちゃんはズルズルと伊沢に引きずられていく。
「うーわいいなぁ！」
朝から大声を出しているとドアの開く音がした。
「どうしたの皆んな…」
「あ、山本聞いてよ！アイツ朝からゲームだってよ！」
「えぇ…」
「ねぇみんな朝からうるさいんだけど！」

『ごめん(なさい)福良(P)！！』

部屋は笑い声で包まれた。

あぁやっぱり、

『うるさい』って文句言える、このオフィスが好きなんだよな。