【テニプリ】平和に過ごしたい(願望)２

姫さん　侑士side ページ31

久々のオフの日、何もすることがなく暇で暇でしゃあなかった…普段はテニスしとるからなぁ…部活はしんどいけど楽しいもんやし、ないんはちょっと寂しいもんやで

「(どっか行くか…)」

ラケットとかグリップとか見に行くんでもええしな。

…頭ん中テニスばっかやな俺…あいつらに影響受けすぎたか？

うちにはテニスバカしかおらへんからな…

困ったもんやで…そういえばA今は神奈川にずっとおるんよな。近場やし会いに行くんもわるないな

Aは無愛想ってよう言われるけど、俺等の前やとそんなことないし、Aもいたずら心持っとる普通のかわええこやからな。

というか、俺的にはあのあんま変わらへん表情が俺らの前でだけ崩れるんが結構好きやねんよな

俺らとおるときと他人とおるときじゃ態度全くちゃうし…それ見たら俺らが特別って言う感じで嬉しいもんやで

Aっちゅー、一見気難しい姫さんに懐かれとるんは、俺としてはその事に優越感に浸れるし、自慢できるで

「(相変わらず賑わっとんな、どこでもそうやけど…)」

ここでAに会えたら…って、あの後ろ姿Aっぽいな

ほんのりと緑がかった長くキレイな黒い髪とちょっと高めの身長とか…

「あれがもしAなら…ええんやけど」

謙也と跡部には悪いけどここでぐんとAの好感度爆あげするんや。まぁ単純に俺がAとおりたいだけやねんけど

「(服装的にもやっぱAっぽいなぁ)」

A、黒白青の三色で基本的に統一しとるし

「(お土産屋…？あ、横顔見えそう…)」

髪長いから顔がうまく見えへんな…あ、耳に髪かけた

「(ばっちりAやな…ありがとう神様、ありがとう部活オフ…ナイスや外出すると決めた俺)」

まさかこんなとこで会えるなんてなぁ…今なら宝くじ当たる気ぃすらしてくるわ

「(ここで会えたんも日頃の行いの良さ…今ここで踏み出さんと次いつ会えるかわからんからな…近場や言うてもやっぱ県挟むし)」

あ〜…相変わらずかわいい顔しとるなぁ…無自覚なんも可愛くてしゃあない

チラチラAのこと見て頬染めとるそこの男ども。お前らがどんだけナンパしようとAはなびかへんからな

まぁここは、牽制も兼ねてボディガードしたろか

「この間の大阪であったとき以来やなぁ…」

今は俺が守ってやらなな。自分が可愛いっちゅーことを自覚してないこの姫さんを

楽しい買い物→←落ち着く人がいるのはいい

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す