弁当争奪戦 ページ23
昨日、田中と本の話で盛り上がりながら帰っていると、後ろからすごい視線を感じ、ちらりと後ろを見るとテニス部の面々がいた。瞬時に視線を本に戻して割と早足で帰った。幸村の顔怖かったのは覚えてる
そして、今日。真名部さんが同じ部活の子と食べるからと、一人でお昼を食べている。柳生と食べるのは無理だ。勧誘の話されそうで怖い…まぁ今はさっきの授業で使った器材を先生に頼まれて運んでる為いないのだけれども…
「邪魔するぜよ御神。」
『うげっ…仁王』
「わざわざ口に出すんか…まーくん悲しい」
『何が悲しいだよ。帰れ』
「酷いのぅ…今日はもう二人客人を呼んどるんじゃぞ」
『呼ぶな。丸井か幸村じゃないの…』
「…正解じゃ…つまらんのー」
『そんなこと言われたって、当てたもんは仕方ないでしょ』
「邪魔すんぜー御神〜」
「お邪魔するね、御神さん」
『邪魔するぐらいなら帰れ』
「んな酷いこと言うなって。仁王がさー、お前の飯に骨抜きにされたって言ってて、気になってたんだよぃ。あ、その卵焼きくれ」
『やらん。てか何いってんの仁王』
「おまんの飯に胃袋掴まれたんは事実じゃ。あと御神の卵焼きはわしのもんぜよ」
「そんなに美味しいんだ？俺にも何かくれない？」
『……はい』
「んっ、確かに美味しいね。じゃあ代わりに俺も何かあげるよ。御神さん嫌いなものとかある？」
『特にないけど…』
「あ、幸村くんずりー！俺にも卵焼きくれよぃ」
『嫌だ。今日のはいい出来なの。』
「だったらなおさら寄越せ！」
『幸村に一個上げたから残り私のだし』
「あと三つ残ってんじゃん！頂戴！」
『やだ。』
「おやおや、賑やかですねぇ。」
『柳生…そこの二人教室に返してきてくんない。人の弁当奪ってくるんどけど』
「いいじゃんかー」
「一品ぐらいくれてもええじゃろ。冷たいのう」
『仁王に関しては一回、半分くらい残ってた弁当あげたじゃん。』
「覚えちょらん」
『おいコラ。じゃあ、もうはい。二人には冷凍食品あげる』
「「それはいらない」」
『仲良しかよ』
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なつか(プロフ) - かるぴんさん» コメントありがとうございます。大変長らくおまたせしてしまって申し訳ございません…これからは遅かれど少しずつ更新していけたらと思う所存です。いつも応援してくださってありがとうございます。これからもよろしくお願いします (2021年5月18日 16時) (
レス) id: d906995d1a (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - 更新の通知に飛びつきました！嬉しいです！これからもずっと応援してます！お体に気をつけてください。 (2021年5月18日 15時) (レス) id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
なつか(プロフ) - かるぴんさん» ありがとうございます！近々最新話更新する予定ですので少々お待ちください…！ (2021年3月7日 14時) (レス) id: d906995d1a (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - そんなことないです！なつか様のペースで大丈夫です。読み返して楽しみに待ってます。 (2021年3月7日 14時) (レス) id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
なつか(プロフ) - かるぴんさん» コメントありがとうございます！！更新遅くて申し訳ないです（泣） (2021年3月7日 9時) (レス) id: d906995d1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつか | 作成日時：2019年7月5日 19時
