【テニプリ】平和に過ごしたい(願望)２

近寄るな ページ16

「御神！はよ！」

『うわ…おはよ…』

「うわってなんだよ」

『別に…てか顔近い。距離近い』

これで落ちない女はいないってか。腹立つな

「別にいーだろ。な、いつ入んの？」

『何に』

来たよ……朝から疲れるから辞めてほしいんだけど

「テニス部！」

『入んない。てか、朝っぱらから勧誘して来ないでほしいんだけど…』

「いーじゃねーか別に」

『私が嫌。』

「俺らから勧誘するなんて事ねーんだから、喜べよ〜」

『嬉しくない』

「嬉しくないってお前な…」

『そもそも、なんでこんな距離近いのあんた…肩に手を置くな。鬱陶しい』

「別によくねぇ？」

『よくない。周りの目が痛い』

主に女子から

「なんじゃ、朝からイチャついて…」

『「うわっ」』

「ピヨ」

『仁王…』

「おはよーさん、御神」

『…おはよ…じゃあ、お先に』

「行かせんぜよ。どうせ目的地は一緒じゃ、一緒に登校するナリ」

『やだよ。お前らといると目立つもん。離れて歩くか先に行くか、他のテニス部か友達見つけて一緒にいけ』

「俺達にそんな事言うのお前だけだぜ」

『世界にはこんなこと言う人いっぱいいるよ』

「あ！Aちゃんだ！おっはよー！」

『真名部さん…おはよ…』

「丸井くんと仁王君といるなんて珍しい組み合わせだね。」

「(すげぇ視線鋭くね？)」

『ちょっと勧誘されてた』

「あ〜、Aちゃんみたいな子珍しいもんね。テニス部からしたら！」

『だとしてもマネにはならない。するなら知り合いのいる場所のほうがマシかな。昨日その知り合いに言ったけど』

「んー、脈なしだね！あ、そういえば今日真田くんいないからみんな割とゆっくり登校してるみたいだよ。早めに教室行こ？」

「真田いねぇの？」

「何か、お家の事情で途中から来るみたい」

『へぇ…』

「ま、早く行こAちゃん！」

『ん。じゃあね。次勧誘してきたら無視するから』

「酷くね？」

「面白いのう」

「お前だけだぞ、面白いとかいうの」

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