ついてきた ページ25
『……はぁ』
「御神、ため息つくのやめて、俺もつきたくなる…」
『ごめん…』
謙也か侑士いてほしい…この空気に耐えられない…この際知り合いの誰かいてくれたらそれなりに安心できそう…
「御神、この本そっちの本棚おいてくれるか？」
『はい』
霧生先輩は何も感じてないみたいだし…
『(視線が痛い…穴あきそう)』
昼休み、一緒にご飯を食べたテニス部がわざわざ図書室までついてきた。来んなよ。自分の教室帰れ
『(なんでこんなに付きまとわられなきゃなんないの…)』
田中と一緒に後ろからものすごい視線を感じながら作業をしている。
「お、これ一時期話題になったやつじゃね」
『おー…立ち読みしたことあるけど内容分かりづらかったな、私には』
本を読むのは好きだが読解力があるわけじゃない。データやら何やら言ってる柳にはおすすめかもしれないけど…
「あんまいいのなくね…？」
『そうだね。微妙なのがちらほら…ファンタジー、ホラー、戦争…あれだね、中3の人たち向け』
「あ〜…つーか、話の内容ムズイの多い…俺だめだぁ…こういうの…」
『私も…ちょっと苦手』
「あ、お前この恋愛小説無理だと思う」
『そもそも恋愛ものあんまり読まないから多分無理だ』
「その本の内容はどういった感じなのですか？」
『「うわっ」』
「や、柳生…」
『びっくりした…』
「すいません、お二人とお話したくて」
「えーっと、この本の内容だっけか。文系少女が体育会系を好きになるんだけど、文系少女の幼馴染は文系少女がずっと好きで、想われてる体育会系が羨ましくて自分も相手みたいになろうとする…て書かれてるけど、実際主旨変わってきたりするよなこういうのって」
「ありきたりな感じですね」
「言うな柳生…」
『努力したって叶わないことのほうが多いのにね…そもそも無理して体育会系になるのも意味分かんないけど』
「お前もそういうこと言うのヤメロ。文系と体育会系って、幼馴染完全理系だよな」
『見てみたら』
「…普通に文系だったわ。しかも幼馴染どっちも運動音痴」
『そこから体育会系を目指すのは…すごい？のか？』
「まぁ、私もよくこの見た目でテニス部というと驚かれることたくさんありますし…なくはないでしょうね」
「なんかなぁ…テニス部一年見てても、テニス部員って感じのやつほとんどいなくね？」
『あ〜…それは思ってた』
…いつの間にか仕事ほっぽって雑談しちゃってる…まぁいいや。半分終わらせてるし…
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なつか(プロフ) - かるぴんさん» コメントありがとうございます。大変長らくおまたせしてしまって申し訳ございません…これからは遅かれど少しずつ更新していけたらと思う所存です。いつも応援してくださってありがとうございます。これからもよろしくお願いします (2021年5月18日 16時) (
レス) id: d906995d1a (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - 更新の通知に飛びつきました！嬉しいです！これからもずっと応援してます！お体に気をつけてください。 (2021年5月18日 15時) (レス) id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
なつか(プロフ) - かるぴんさん» ありがとうございます！近々最新話更新する予定ですので少々お待ちください…！ (2021年3月7日 14時) (レス) id: d906995d1a (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - そんなことないです！なつか様のペースで大丈夫です。読み返して楽しみに待ってます。 (2021年3月7日 14時) (レス) id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
なつか(プロフ) - かるぴんさん» コメントありがとうございます！！更新遅くて申し訳ないです（泣） (2021年3月7日 9時) (レス) id: d906995d1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつか | 作成日時：2019年7月5日 19時
