【A3!】卯木千景の女友達 ２

潜入 ページ4

『……』

「中入ってくれていいぞ。服とか色々カバンに詰めとくから、適当に座ってて」

『分かった…(書類とパソコン…どこだ？)』

「……あ、そうだ。A」

『？』

「お前が探してる物、俺の部屋にあるから取れないよ。」

『な、なんのこと？千景の家初めて入るから、ちょっと緊張してるだけ』

「ふーん…書類とパソコン」

『…っ』

「図星。リビングで待ってて」

『……はーい』

チッ、さすが千景…けどまだ諦めてない

私の2日分の仕事返してもらわないと…

『テレビ見よう……』

あ、ちょっと眠い

「おい、A」

『ん。』

「あ、起きた」

『顔近い…邪魔』

「叩くよ？」

『頭どけないと、ぶつかるよ。』

「はぁ…ソファで寝るな。」

『めっちゃふかふか。』

何これ、めっちゃ癖になる

『駄目だ…これ人を駄目にするソファ…ハッ』

「どうした？」

『人を駄目にしちゃうソファなら座っちゃいけない…仕事できなくなっちゃう…』

「そんなくだらない事で真剣な顔するな。」

『私にとっては重大』

「……(コイツ、相変わらずバカだ。仕事馬鹿すぎ)」

『書類とパソコン返して』

「無理。明日の休暇が終わったら返してやる」

『えー…仕事したい』

「駄目」

『なんで？』

「休みが休みじゃなくなるだろ？」

『私の休みは、しご「ん？」なんでもない…ﾃﾞｽ』

「ま、いいや。ほら、スーパー行くぞ」

『うん』

書類いいい。パソコンﾝﾝﾝﾝ！私の恋人ぉぉ

『(一番の恋人奪われた…)』

悪魔か→←休みは辛い

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