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岩「すごいー、いい天気」
自転車を漕ぐ方向に開けている
空には雲一つない
春先ならではの淡い空の色だ
千「ここまですかっと晴れると気持ちいいの」
ほどほどの速度で三十分近く自転車を漕ぐと
周囲の景色がかなり変わってきた
やがて道が緩やかな勾配に差し掛かり
やがて道が緩やかな勾配に差し掛かり
ペダルの負荷が増した
前方にはちょっとした小山が立ち塞がり
前方にはちょっとした小山が立ち塞がり
四車線の広い道路が
まっすぐ山越えをするように続いている
岩「うわ、まさかあの坂越える？」
千「大丈夫
その手前で停まるさかい
山登ってしまうと
岩「ね、ワラビってどこ？」
岩「うわ、まさかあの坂越える？」
千「大丈夫
その手前で停まるさかい
山登ってしまうと
完全にベッドタウン化して
逆に街中と変わらへんねん」
開発の隙間がこの辺りということらしい
開発の隙間がこの辺りということらしい
岩「ね、ワラビってどこ？」
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作品のジャンル：恋愛
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作者名：岩ちゃん | 作成日時：2016年12月13日 17時
