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「祥彰君よくやった。君のおかげでまた入団者が増えるだろう。今日はゆっくり休みなさい」
「ありがとうございます、叔父様」
失礼します、とお辞儀をして部屋を後にする。先程まで撮影をしていたので庭に灯りがついたままだ
消そう、と思って外履きのサンダルを履いて雨戸から庭に足を踏み出す。もう雨は止んでいるものの空はどんよりと曇り、湿気を帯びた空気が僕を包んだ
明日は外回りなんだよなあ、晴れるといいけど、なんてことを思いながら電気のスイッチを探す
「いやぁ、今回の企画どうなるかヒヤヒヤでしたよね」
残っているスタッフの声がした。まだ帰っていなかったのか、テレビも大変だなあなんてぼんやり考えながら引き返そうとした
「よく上がOKしたよな、こんなカルト」
「まあ粗方炎上商法だろうよ、視聴率さえ取れれば何の問題もない」
「ひえー、人間こっわ。俺も入信しようかな」
「やめとけよお前も死ぬぞ〜」
神様怖〜なんて言いながら2人は去っていった
「……お前も…死ぬ…？」
うちの教団から死者が？いやいやそんな馬鹿な、なんて首を振るがあの言葉がフラッシュバックする
『そうそう。変死体でしょ？こっわ…』
世間では僕の知らない話が出回ってるらしい。スタッフを捕まえて事情を問いただそうか迷ったものの、叔父さんにバレては元も子もないのでやめて部屋に戻ることにした
まあきっとオンエアがあれば何か動くに違いない。だって彼らは「炎上」すると言っていたのだから
ふと、この状況を楽しんでいる自分に気づき、このままではダメだと言い聞かせる。まだ「彼」に何も近づいていない。「彼」のことに関してはずっと足踏みを続けている
「ねえ神様、居るんなら彼にあわせてよ」
僕の声は闇に消えて、辺りには静寂だけが残った
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めろんぱん(プロフ) - もももさん» 返信遅くなりすみません！ありがとうございます！！ (2020年11月22日 19時) (
レス) id: 24dbf2b9b1 (このIDを非表示/違反報告)
ももも - これからの展開が楽しみです！応援してます！ (2020年10月4日 22時) (レス) id: 8cb9ab5926 (このIDを非表示/違反報告)
むう。(プロフ) - めろんぱんさん» 勿論です！楽しみにしております。 (2020年9月25日 22時) (レス) id: 639ff9af3e (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - むう。さん» ありがとうございます！これから頑張って書くので引き続き読んでいただけると嬉しいです！ (2020年9月24日 23時) (レス) id: 24dbf2b9b1 (このIDを非表示/違反報告)
むう。(プロフ) - はじめまして。とても楽しく作品を拝見させて頂いております。すごく面白く、これからの展開も楽しみにしております。 (2020年9月20日 23時) (レス) id: 639ff9af3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2020年9月19日 0時
