君と僕の関係。 (ページ2)

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ずっとこの日を待っていた。

いつもより何時間もはやく起床して、バッチリお洒落して。

君の瞳に自分が少しでもかわいく映ってほしいと願いながら鏡の前で何度も服装をチェックする。

これで君と会うのは何度目だろう。

数えられないくらいliveやイベントに行って、毎回のように忘れないでねって。

そんなことを考えていればもう家を出発する時間。

君に会えること祈りliveが始まる何時間も前に家を出る。

会場にはもちろん誰もいなくて。

いや、わたしの大好きな人がだるそうに壁に寄りかかっている。

｢サグワくんですか？｣

いつも通り偶然見かけたかのように声をかければ君は少し驚きながらも『俺が待ってたの知ってるでしょ？』なんて困ったように笑った。

『ねえ、会いたかった』

甘えたようにぎゅっと抱きしめてくる。

他のﾘｽﾅｰに見られたらどうするの？

そう言わなきゃいけないのだろうけど口が動いてくれなくて、わたしは君のことを抱き締め返していた。

君と私の関係はﾘｽﾅｰとYouTuber 、ただそれだけな筈なのに君はわたしにいつも構ってくる。

他のことは違う顔を見せてくれる。

ﾘｽﾅｰさんの中ではｵｷﾆがどうのって話になってるみたいだけど本人曰くｵｷﾆってなんなん？状態らしい。。

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