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また暫く歩き辿り着いたのは｢グリルバル｣と書かれた看板が下がる恐らく洋食店
kn｢此処のシャケめっちゃ美味いんやで！！｣
｢確かに良い匂い｣
kn｢んふ〜w行こか！！｣
Aの好感触の反応に更に機嫌を良くしたコネシマは手を握り直し店へと入っていく。中は落ち着いた色合いで統一されたインテリア、ワインボトルや魔物の角の剥製などのインテリアが飾られ落ち着いた音楽が流れていた
…失礼を承知で言うが10人中9人がコイツに似合わないと言うだろう
kn｢予約しとったんけど｣
mb｢お待ちしておりました。どうぞ此方へ｣
そう言って案内されたのは奥の恐らくVIP席
なんとも言えない気持ちになりながら引かれた椅子に座ると
kn｢何時もの頼むわ｣
｢かしこまりました｣
一礼して下がっていくスタッフを横目で見送ってから視線を戻すと先程のショッパーを空け、丁寧に包まれた包装を無惨に破き捨てているコネシマに思わず半目になっていると
kn｢確か男が左で女が右がええてエミさん言うてたな｣
｢…右はカフを1つ付けているんだが｣
kn｢幾つあってもええやん。シャオロンとチーノだけずっこいし｣
｢ずっこい、て｣呆
大体先程説明したがAの耳のピアスホールは塞がっている。当のコネシマも開けて無いしピアッサーも無い。一体何を言い出すんだか…
そう思ったその時、
ﾌﾞﾁｯ
｢は？｣
kn｢い゛ッ…け、結構痛いやんッ｣
｢お、お前何してッ｣
徐に持ち上げたピアスの針を自分の左の耳朶に当てそのまま突き刺したコネシマは痛い痛いと言いながらもそのまま力を込め貫通させた。手やら耳やらを真っ赤に染めるコネシマにポーチから救急セットを取り出し慌てて消毒する
事の原因を作ったコネシマは珍しい表情のAをじっと見上げながらされるがままに治療を受け
｢ん、出来た｣
kn｢すまんな！｣
｢馬鹿か。やり方も知らねえ癖に｣
kn｢ちゃんと出来たからいいやろ。それよか｣
欠片も反省した様子の無いコネシマに頭を抱えるAに差し出されたのは片割れのピアス。その意図を感じ取ると思わず内心冷や汗を流れた
kn｢俺が刺したろか？｣
｢断る、というか要らッ…ぅわ？！｣
kn｢ええやん！な？｣
足を引こうとするAが動く前に腕を掴んで引き寄せるコネシマを叱ろうと顔を上げたが唇から音が零れる事は無かった。はくり、と唇を動かすAを見下ろす口元は弓を描いていたが
kn｢もう一度聞くで？…ええよな？｣
凍結する瞳に温度など微塵も感じられない
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霧幻(プロフ) - LUさん» コメントありがとうございます┏〇゛最後まで頑張ります！ (9月20日 7時) (
レス) @page37 id: 495a1b59b2 (このIDを非表示/違反報告)
LU - わ〜！！！滅茶苦茶好きです……！！knさんとの絡みが特に好きです……！！一気読みしちゃいました……！！応援してます‼️お身体に気を付けて頑張ってください〜〜✊ (9月18日 21時) (レス) @page38 id: cc01457125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧幻 | 作成日時：2023年7月15日 16時
