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モジモジテレテレしている教授殿はコネシマに任せ(？)ておいて始まりそうな演奏を待っていると戻ってきた指揮者が目線を奏者に合わせ構えた
約5分ちょっとの恐らく行進曲をゆっくり聴き礼をする楽団に拍手を送った。それからの時間は体験コーナーを兼ねているのか沢山の人達が思い思いに楽器を手に取り楽しそうに鳴らしている
「良い演奏だった」
em「彼にも伝えておきますね」
gr「オルガンが空いているな。行くゾ！！」
「ッお、おい！？」
tn「あ〜ぁ、年甲斐も無くはしゃいでもうて」
kn「トランペットあるわ！Aにきかせたろ！」
駄犬を除き後ろをゆったりした足取りで着いてくる彼等を振り返りながら手を引く5歳児について行くと郊外演奏用のオルガンの場所に着き、
gr「クライン(偽名)と弾いていたアレが聴きたいゾ！」
「クラ...(ロボロか？)盗み聞きか？」
gr「ちょっと耳に入っただけだゾ」
kn「A見てみ！トランペット！！」
tn「アザーも落ち着きww子供かwww」
トントンの言葉にギャンギャンと噛み付くコネシマを他所に視線をグルッペンに戻すと「良いだろう？」と問いかけている癖に拒否権を与えない声色で笑みを浮かべる総統閣下に溜息を着くと軽く指の運動をしながら椅子に腰掛ける
指先で鍵盤を幾つか押して確かめると両手を添える
〜♪
滑らかに、時に軽やかに奏でるメロディが公園に響き周囲の視線を集める彼女はそんな事瑣末と言わんばかりに指を走らせる。そこに、
em「お借りしますね」
mb「え、あ...はい」
tn「久しぶりなんやけど」
kn「ロボ、クラインがずっと弾いとったヤツやな！」
gr「ふむ。A少しズレろ」
「！」
Aメロの途中で左隣に座って来たグルッペンに驚きながら少しズレればいつの間にか手袋を外した白い綺麗な...しかし確かに男性の手が鍵盤に添えられた。そして、
〜♪♪〜♪♪〜
「！？」
重なる音に驚いて顔を上げればそこには見覚えしかない奴等ばかり集まっていた。え、注意力散漫し過ぎにしても集まり過ぎだろ...暇人か←
そんな言葉が脳を通り過ぎるが滑り込んで来たオーボエに続き教授がバイオリンで入れば色々どうでも良くなり隣のグルッペンと一瞬視線を合わせてから演奏に戻る
重なる音が心地よくて思わず零れた笑みにつられて全員に笑みが灯る
最後の1音が静かに消えたのと同時にゆっくり息を吐きグルッペンと立ち上がれば周りから大きな拍手が湧き上がる
それに手を振る彼等を横目に「楽しかった」と満足した表情で見守った
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霧幻(プロフ) - LUさん» コメントありがとうございます┏〇゛最後まで頑張ります！ (9月20日 7時) (
レス) @page37 id: 495a1b59b2 (このIDを非表示/違反報告)
LU - わ〜！！！滅茶苦茶好きです……！！knさんとの絡みが特に好きです……！！一気読みしちゃいました……！！応援してます‼️お身体に気を付けて頑張ってください〜〜✊ (9月18日 21時) (レス) @page38 id: cc01457125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧幻 | 作成日時：2023年7月15日 16時
