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クロノアはまるでスローモーションのように迫る剣先に見開いていた、が腕を思いっきり引かれたその痛みに現実へと意識が戻ると
kr｢ッ…トントンさんすいませんッ｣
tn｢さっき助けてもろたんでお互い様や｣
kn｢相変わらず兄さんの剣には“気配が無い”な｣
pe｢気配、が無い？｣
コネシマの言葉の意味が分からず首を傾げるぺいんとにコネシマは
kn｢ん〜…兄さんの剣撃には戦意も殺意も感じにくい、みたいな感じやな｣
tn｢斬られる瞬間って何となく分かるやろ？そういう時って本能的に躱したり防御するけど兄さんのはそれが殆ど感じ無いんや｣
pe｢え、なんで…？｣
kr｢…心を殺してる？｣
kn｢それに近いな｣
困惑気味のぺいんと、クロノアにコネシマが満足気に頷くのをぼんやりと見ていたAがゆっくりと視線を隣に移す
確かに厄介だな、と内心呟いていると
ni｢隠密行動が多いからな｣
｢へぇ｣
ni｢さ、早く終わらせてグルッペンの自室に隠してある冷凍室のアイスでも食べよ｣
｢！ん！｣ｷﾗｷﾗ
tn｢兄さんAの扱い完璧やん｣
トントンが冷や汗をかきつつ柄を握り締め、それに倣う様に全員が構え直した。ペア戦の筈だが 2 対 4 の様な状態だが欠片も狼狽える気配無く愛刀を引き抜いたAは、
｢蛤も鷸もいただきます｣ﾆﾀﾘ
満身創痍のトントン達と無傷のAと兄さん
善戦するも速さの面でAに追い付けず2人に1枚ずつ綺麗に斬り捨てられ一蓮托生バトルは正午の鐘と共に終了した
その後、城に戻り｢欲しいモノは？｣と聞かれたAと兄さんがグルッペンの秘蔵の苺アイスをGETし重低音の嘆きをBGMにたいらげたのであった
gr｢わ、ワシの…｣
tn｢てかグルさんコレいつの間に買ったん｣ｺﾞｺﾞｺﾞ
sn｢中に入ってたチョコレートとかも没収だからね｣
gr｢ぴぇ( i꒳i )｣
os｢草｣
各々が身支度を整えたりする為にシャワーを浴びたりなんだりしている時に｢あ！｣と声をあげた大先生
ni｢どうした？｣
ut｢兄さんがAの事気に入っとんのアレやろ｣
sh｢アレ？｣
確かに兄さんにしては初っ端から自分から近づいたり、話したりしていたが何かあっただろうか？コネシマ、シャオロン、ゾム辺りは犬っぽいだろうけどAはどちらかというと気まぐれツンデレ猫っぽいし…
ut｢アレや、“あく”タイプっぽいからや｣
全-ut｢あぁ｣納得
ni｢正解｣
兄さんは旅先で持って帰ってくるモノは様々だ
物資や情報の他に彼が気に入って連れ帰るモノ
…それは獣
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霧幻(プロフ) - LUさん» コメントありがとうございます┏〇゛最後まで頑張ります！ (9月20日 7時) (
レス) @page37 id: 495a1b59b2 (このIDを非表示/違反報告)
LU - わ〜！！！滅茶苦茶好きです……！！knさんとの絡みが特に好きです……！！一気読みしちゃいました……！！応援してます‼️お身体に気を付けて頑張ってください〜〜✊ (9月18日 21時) (レス) @page38 id: cc01457125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧幻 | 作成日時：2023年7月15日 16時
