【第102章】人誅 ページ34
マギアの光と共に最初にいた小屋の前に転移したショッピ達は周囲を警戒しながら小屋の入口を見つめる。その様子をnakamuを背負いながら見ていたシャークんは歯痒い思いを胸に燻らせていた。その時、
mb「ｯ…」ﾀﾞｯ
ci「あ゛ッ！？逃げたで！！」
pi「この闇の中で何処に逃げるつもりなんやろな」呆
チーノの声に視線を指差す方へと向けたショッピ
常人であれば夜闇に包まれた背中を見つける事は出来ないが、本来常闇で生きる真祖の瞳には木の根に足を取られながら無様に走る男が良く見える。瞳孔を細く開き、紫光をぼんやりと灯し一気に駆け出せば赤子を捻る様にその場に叩きつけた
mb「ｸﾞｧｯ！？はな゛ッ…ぜぇ…」
pi「屑虫が」
ci「ショッピナイスぅ！！」
mb「ﾋｯ…、ば、化け物ッ」ｶﾞﾀｶﾞﾀ
首を鷲掴み引き摺りながら戻ってきたショッピの手には気管が押し潰され酸欠で痙攣仕掛けた男。それを他の顧客の傍に放り投げれば得体の知れないナニカを見るような目で見上げてくる。お前らに言われた無いわボケが、と侮蔑の視線で刺しながら心の中で吐き捨てショッピは見張りに戻った
シャークんが別部隊のワイテルズに連絡し応援を頼んでいるのを小耳に入れながら視線をもう一度小屋へとズラそうとした
その時、
ｿﾞｸｩｯ…
pi「ッ！？」
ci「ひッ…、な、なんやッ！？」
sk「ッ…皆さん出来るだけ俺達の後ろにッ」
まるで頸動脈に抜き身の刃を当てられた様な、はたまた心臓を直に握られた様な…そんな死の気配を感じた。本能的に震えそうになる身体を押さえつけ地面に蹲り震える被害者達に声をかけ前に出たシャークんと横に並ぶショッピとチーノも臨戦態勢を取った。その首筋を伝う冷や汗は酷く冷たく感じた
そして
mb「し、死にたくッな゛ｨ…助け゛ッ…」ｶﾞﾀｶﾞﾀ
??「でも、手を出したのはお前達だろう？」
pi「ッあ…」
平坦な声は自分達の背後に落ちた。ショッピが咄嗟に振り向いた時には、
……人間の腕が二本宙を舞い、鮮血の雨が降っていた
汚い悲鳴のその奥にポツリと佇む影は僅かな月の光だけなのに酷く鮮烈にその白刃をギラついている
mb「ｧ゛…ッ…ｶﾞｯ…」
??「【悪党には悪党の報いがある。お前の頭から皮を剥ぎとり、足からは一寸刻みに肉を削ぎ、長い時間をかけて死に至らせる。そしてその汚ぇブツの痕跡を人目にさらし、苦と惨と悲をからめて地獄におとしてやろうか】」
ci「ﾋｪｯ…」ｶﾀｶﾀ
pi「Aッ…さ、ん…ｯ」
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霧幻(プロフ) - LUさん» コメントありがとうございます┏〇゛最後まで頑張ります！ (9月20日 7時) (
レス) @page37 id: 495a1b59b2 (このIDを非表示/違反報告)
LU - わ〜！！！滅茶苦茶好きです……！！knさんとの絡みが特に好きです……！！一気読みしちゃいました……！！応援してます‼️お身体に気を付けて頑張ってください〜〜✊ (9月18日 21時) (レス) @page38 id: cc01457125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧幻 | 作成日時：2023年7月15日 16時
