【第100章】幽霊 ページ27
ゾムとロボロは男の…ぴくとの言葉にポカンと口を開けた
え？……あの？……？？と視線で会話する2人に苦笑いしながら1歩近づいたぴくとは
pkt｢納得してくれた？｣
zm｢ぇ…、ロボロ｣
rb｢ワシに振る？！…え、えっと…｣
tn｢(ｺﾞｿｺﾞｿ)…なんやデカい声…ぇ、誰？｣
戸惑うゾムがロボロに丸投げすると思わず飛び出た大声に奥で休んでいたトントンが眠たげに顔を出すとソコにいた見知らぬ人物の存在に固まった。その後、見張りの2人からの情報を受けて彼がAが重宝している情報屋である事を知ったトントンが
tn｢そんでぴくとさんはなんの用で？｣
pkt｢そんな固くならないでよ。幾つか伝えておきたい事があったから寄っただけだから｣
眼光鋭く問うが少しも恐れを見せずに朗らかに笑みを浮かべたぴくとは｢まず1つ目｣と人差し指を立てながら口を開いた
pkt｢マスターが攫われている事実を既に彼女は知っている｣
zm｢ッ…｣
pkt｢まぁ、言ったの俺だけど。ソレは置いといて｣
今回の依頼で向かったのはちょっと特殊な島でね、直ぐに戻れなかったAがこの大陸に戻るのは明日の15時頃。バイクを船から下ろして最高速度で走っても恐らく到着は19時を過ぎるだろうね
pkt｢ちなみに明日の闇市は18時に開催される予定だよ｣
rb｢そこまで調べたんか…｣
pkt｢伝手は色々あるからね☆まぁ、場所の特定はさっき掴んだばっかりからそっちの方が速かったみたいだね。流石“シャルル”｣
tn｢…それは捨て名や。アイツはもう“沈まない”｣
pkt｢そうみたいだね｣
かつて生まれた意味に絶望し、己を含めた国民全てを呪いながら母国を滅ぼした男はもう居ない、と強く否定したトントンと同調する様に頷くゾムとロボロ。その様子に失言だったと内心零しながら頭を下げたぴくとは話を戻した
pkt「こほん、次に今回の出席者について」
地下50m程の場所に半径2km程のドーム状に作られた会場に集まるのは約50人。団体数にして25組の招待客が闇市という名の人間オークションに参加する為に動き初めているのを確認したよ
pkt「今回のビックゲストは砂漠の国の王族…と言っても王位継承権を剥奪された第1王子」
rb「！確か3年前違法薬 物を密輸したとかやったな」
zm「本来即死罪の所を身内の温情で権利剥奪だけですんだんやったっけ？オスマンがキレとった奴よな？」
tn「次期国王候補やったからな…」
外交から帰ってきてから開眼しっぱなしのオスマンに怯えた日々を思い出して思わず震えた
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霧幻(プロフ) - LUさん» コメントありがとうございます┏〇゛最後まで頑張ります！ (9月20日 7時) (
レス) @page37 id: 495a1b59b2 (このIDを非表示/違反報告)
LU - わ〜！！！滅茶苦茶好きです……！！knさんとの絡みが特に好きです……！！一気読みしちゃいました……！！応援してます‼️お身体に気を付けて頑張ってください〜〜✊ (9月18日 21時) (レス) @page38 id: cc01457125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧幻 | 作成日時：2023年7月15日 16時
