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まさか城でそんな事が起こっているとは知らないAは依頼の為の往路を爆走していたが休憩の為に途中の街に立ち寄っている
｢あと2時間位で港か、｣
依頼主が言うにはターゲットは現在東の海にある観光地で密会をしているとの事で滞在中にターゲット...自分の夫と愛人を秘密裏に殺して欲しいというもの。全く嫉妬に狂った女性は怖いねぇ
｢ま、その愛人が盗賊の娘でスパイ疑惑までかかれば王妃としての判断としては仕方ないか｣
せいぜい今のうちに最後のバカンスを楽しんでおけよ、なんて脳内で零しながら愛車に跨り走り出す。予定ピッタリに港に着いたAは情報屋から入手した搭乗チケットで船に乗り込み案内された部屋(スイートルーム)で腰を落ち着かせているとゆっくりと動き出す船に揺られる
到着は明日の朝だし一寝入り...と思った直後に感じ取った気配に足を止め振り返る
｢ぴくと？｣
pkt｢火急の知らせだよ。...マスターが行方不明になった｣
｢！？｣ｶﾞﾀｯ
pkt｢俺もさっき知ってッ...オルレアン行きの馬車に乗ったのは間違いないんだけどテンガン山岳地帯を超えた辺りで馬車ごと消息不明と｣
｢そ、んな...｣
pkt｢俺もできる限り情報を集める。どうやらホワイトテイルズでもなにかあったみたいで我々国も救援隊が動いているみたい｣
この船の復路は明日の夕方発...それまで必ず依頼を完遂させるのが最速ルートだよ、と真剣な眼差しで此方を見つめる彼に唇を噛むもこの辺の海は潮の流れが早く、天候も変わりやすい為最低限今乗る船レベルで無ければ海の藻屑となってしまう
｢わかった。何かあればまた教えてくれ、礼は弾む｣
pkt｢お礼は要らないよ。俺もマスターにお世話になってるし｣
｢ありがとう｣
愛刀を抱き締め祈る様に瞳を閉じるAの姿に胸を軋ませながらぴくとは使い魔を媒介にその場からテンガン山岳地帯へ転移し周囲へ視線を走らせた
その頃、
zm｢シャーくん！｣
sk｢！！ゾムさん...｣
sh｢酷い顔やで。状況は？｣
sk｢ッ...この近辺の村や街で行方不明者が多数出てる事が分かった。数にして20名｣
rb｢！そんなに、｣
pi｢何か共通点は？｣
sk｢恐らくマギア持ち、もしくは特異な目や髪をした者かと｣
kn｢マギアが発現してなくとも魔力が宿る言うしな｣
コネシマが忌々しいと言わんばかりに顔を歪め言えば全員が小さく頷いた
rb｢...相手さんの目処は？｣
sk｢ッ...ディアブロッ！！アイツらだッ！！｣
牙を剥き出しに吼える名は悪魔の名
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霧幻(プロフ) - LUさん» コメントありがとうございます┏〇゛最後まで頑張ります！ (9月20日 7時) (
レス) @page37 id: 495a1b59b2 (このIDを非表示/違反報告)
LU - わ〜！！！滅茶苦茶好きです……！！knさんとの絡みが特に好きです……！！一気読みしちゃいました……！！応援してます‼️お身体に気を付けて頑張ってください〜〜✊ (9月18日 21時) (レス) @page38 id: cc01457125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧幻 | 作成日時：2023年7月15日 16時
