【第93章】漁夫 ページ3
鬱はただ立ち尽くし、見ている事しか出来なかった
｢【一歩音越え、二歩無間、三歩絶刀！『無明三段突きッ！！(むみょうさんだんづき)』】｣
彼女は兄さんを抱えている。そんな事瑣末と言わんばかりの瞬足は刃の煌めきと彼女の声しかその場に残さなかった。瞬きの間に、そんな言葉をそのまま体現した様な剣先は音速の速さを超えしにがみさんのターゲットを斬り捨て通り抜け様に背中のターゲットも真っ二つにして行った
はく、と唇を動かす事しか出来ない僕達を置き去りに彼女の肩に担がれた兄さんはパチパチの拍手を贈る
ni｢ジェット機みたいだったわ｣
｢アンタはジェット機の上に乗った事あんのかよ｣
ni｢無いけど、そんくらい早かった｣
｢どーも。外は暑いしさっさと終わらせて冷たいもの飲みたい｣
ni｢同感｣ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
涼し気な顔で手扇する彼をちらりと見てから鬱達に｢じゃ｣と軽く手を上げ僅かに感じる気配に向かって走り始めた
そんな2人の背中を見送った鬱は
ut｢こればっかりはしゃあないな｣
si｢…｣
ut｢ゆっくりでええんよ。まだまだ色んな顔がAにあるんやで｣
si｢…そうだね。過去ばっかり見てらんないよね｣
あの夜、彼女に言われた事を考えながら夜を過ごした
住民票の登録や変更なんかで月に一度の決済の時に登録期間から情報が届いた時に書かれた志望理由に何も思わなかったわけじゃない。次はちゃんと守らなくちゃと会議して対策もした
それでも1番の原因から態と目を逸らしたのは俺達
si｢何時か、ちゃんと話したい｣
ut｢Aの事やから嫌嫌な顔してるけどなんだかんだ聞いてくれるで。さ、戻ろか｣
大先生の言葉に目元を拭き頷いたしにがみは何時もの笑顔で顔を上げその背中を追い掛けた
その頃、
tn｢オラｧッ！！｣
zm｢甘いわッ｣
sh｢ッ…お互い大変ッスね、｣
kr｢あは、は…ッうわぁ？！｣
一時撤退していたトントン、クロノア組に追いついたゾム、シャオロン組。最初は今まで通り連携で戦っていたが我々国ツートップの戦闘が激しくなるにつれて動きづらい事に不満があったのか同時に相方を担ぎあげ戦闘再開した2人にシャオロンとクロノアは死んだ目で振り回されていた
どう考えても担いだ方が動きずらいやろ(でしょ)、と思いつつも白熱している戦闘に水をさすのも…と、口を閉ざした
その場所から200m程離れた場所では親の仇！？とても言いそうな勢いでコネシマに襲いかかるショッピと応戦するコネシマに全員振り回されていた←似た者どうし
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霧幻(プロフ) - LUさん» コメントありがとうございます┏〇゛最後まで頑張ります！ (9月20日 7時) (
レス) @page37 id: 495a1b59b2 (このIDを非表示/違反報告)
LU - わ〜！！！滅茶苦茶好きです……！！knさんとの絡みが特に好きです……！！一気読みしちゃいました……！！応援してます‼️お身体に気を付けて頑張ってください〜〜✊ (9月18日 21時) (レス) @page38 id: cc01457125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧幻 | 作成日時：2023年7月15日 16時
