※ ページ20
呼吸困難で痙攣し始めた5歳児はペ神が医務室に搬送したので置いておくとして←
ht「おはようマンちゃん」
os「！なんやひとらんはなんも無いんかい」
ht「俺は動物達がデコられてたw」
ut「凄かったでw」
zm「後で見に行くわww」
オスマンの頭部にある猫耳はとても精巧に出来たケモ耳のようだが何でくっつけたのか引っ張ってみても洗ってみてもビクともしないらしい
pi「...パックっぽい気配がするのでそれが原因かと」
em｢パック？...ん〜？？｣
tn「ま、そのうち取れるやろしほっとき」
os「めぅ〜...」
しょぼんと落ち込むオスマンに合わせて力なく垂れる耳を横目に見ながら先程見つけた映像の事を伝えると全員が納得した様だ
kn「バリキレとったもんなwww」
pi「された側の気持ちにもなって下さいよ」溜息
em「大変でした...」
rb「Aもペ神の所でずっと拗ねとったもんなw」
sh「ペ神も満更じゃなさそうやったけどなw」
なんて話しながら席につくと運ばれてくる朝食
総統席は空白だがあの様子では暫く使い物にならないだろうし、と食べ始め朝礼も終わらせると各自持ち場へと戻っていった
その3日後、ポロリと取れた猫耳に安堵したオスマンであったが地面に落ちた瞬間に姿を変えたパックの姿に唖然としていると意地の悪い笑みを浮かべながら口パクで何かを伝え窓の外へと飛び出していった
思わず跳ね起き窓の外を見れば朝日に反射して幻想的な残滓を残してソレは消えていく。それは...
os「王冠と広げたアゲハの翅、その王族を思わせる洋装...マジ？妖精王？」
この国より北に位置する妖精の楽園に住まう秋の森の王
そもそも人間と馴れ合わないスタンスの彼等に合間見える事すら特別な事が無い限り難しいと言うのに
os「Aやっばぁ...w」
色んな感情を通り越して込み上げる笑いを抑えられないままに朝日と共にオスマンの爆笑は城に響いた
その後、気味の悪い目で訪ねてきた仲間達に
os「朝のとばりを見たんや」
そうオスマンが返せば首を傾げる中でただ一人その意味に気づいたエーミールは大きく目を見開き「まさか、」と呟いた。その声にゾムが振り返り「エミさん？」と声をかけると
em｢道理で懐かしいと...｣
os｢“元気で何より”やって。そのうち里帰りしたりよ｣
em｢...私はあの人の拾い子で...、逃げた恩知らずやのに｣
os｢大丈夫。だってあんなに優しい“声”やったもん｣
その言葉に真珠色の瞳を潤ませ小さく頷いた
そんなこんなでAの仕返しは幕を下ろした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霧幻(プロフ) - LUさん» コメントありがとうございます┏〇゛最後まで頑張ります！ (9月20日 7時) (
レス) @page37 id: 495a1b59b2 (このIDを非表示/違反報告)
LU - わ〜！！！滅茶苦茶好きです……！！knさんとの絡みが特に好きです……！！一気読みしちゃいました……！！応援してます‼️お身体に気を付けて頑張ってください〜〜✊ (9月18日 21時) (レス) @page38 id: cc01457125 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：霧幻 | 作成日時：2023年7月15日 16時
