※ ページ17
瞳孔鋭く威嚇の声を上げる彼女に緊急事態と察知したショッピは意識を覚醒させると何時もより感度のいい聴力を駆使して周囲を探る
pi「ﾆｬ(グルッペンさん達にも伝えましょう)」
「ﾆｬｩ(ん)」
頷きあってから軽やかに地面に着地するとその音に驚いたのかポメラニアンが跳ね起き
sh「ｷｬﾝ!?ｷｬﾝｷｬﾝ!!(うぉ！？なんやびっくりするやん！！)」
gr「ｱﾞ…(煩いゾ)」
em「ｸｧ...(ふぁ〜)」
pi「ﾆｬ!!(しっかりして下さい！侵入者ッス)」
「ﾌｰｯ!!(此処からそう遠くないッ...行くぞ！)」
そう言って走り出したAの後を追うショッピと遅れて走り出したポメラニアンとペンギンを鷲掴んで羽ばたく大鷲
エーミールから苦しげな声が聞こえるがとりあえず後！！
やっとの思いで部屋から脱出した一同が向かうのはヘリや戦車を保管する格納庫。途中から違和感を察知したのかｸﾞﾙﾙと唸り声を上げるポメラニアンを一旦落ち着かせ中に侵入する
「ﾆｬ...(数は3)」
sh「ﾌｽ(1番後ろの奴の鞄。火薬、とニトロの甘い臭い...)」
pi「ﾆｬﾆｬ(この牙じゃ致命傷は無理そうッスね)」
em「！ｸｪ(この靴が擦れる音...仕込み武器？)」
gr「ｱﾞ-(まずは足止めや。そのうちトン氏が俺達が居ない事に気づいて探し回るやろからな)」
そうして少しの作戦会議を経て、
gr「ｱﾞ！(行くゾ！)」
pi「ﾆｬ(エミさん気をつけて下さいよ)」
em「ｸﾞｪ！(ショッピ君もAさんもご武運を！)」
sh「ｷｬﾝ!!(行くでA!!)」
「...ﾆｬ(あぁ)」
動き出した動物達に気づかず格納庫に潜伏する侵入者達は
mb1「...ﾁｯ、ダメだな」
mb2「鍵の保管庫は難しいか」
mb3「なら当初の予定通り全部ぶっ壊れ……へ？」
mb2「どうしたそんなアホヅ……はぁ？」
mb1「何見て……ふぁ？」
彼等の視線の先に居るのはペンギン。ちょっと色味は薄いが紛うことなきペンギンが仁王立ちしている。なんで？
mb2「ぺ、ペンギン？」
mb1「野生？」
mb3「馬鹿野郎こんな陸地にしかも1匹だけとか有り得ねぇだろが！！」
em「ｸｪ...(それなぁ)」
想像してみて欲しい。突然背後にペンギンがいたらどうする……そりゃあ混乱するだろう。猫が1匹2匹と居るのと訳が違う
そんな鈍った思考が周囲の警戒を薄めたその時
ｼｬｰ!!
ｷﾞｬｩｯ!!
死角から飛び付いた2匹の猫が首筋に牙を突き立てる。悲鳴を上げて振り払おうと暴れる2人を助けようとした1番後ろの男が動こうとした瞬間
sh「ｶﾞﾙﾙ!!(クソ雑魚がよぉ！！)」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霧幻(プロフ) - LUさん» コメントありがとうございます┏〇゛最後まで頑張ります！ (9月20日 7時) (
レス) @page37 id: 495a1b59b2 (このIDを非表示/違反報告)
LU - わ〜！！！滅茶苦茶好きです……！！knさんとの絡みが特に好きです……！！一気読みしちゃいました……！！応援してます‼️お身体に気を付けて頑張ってください〜〜✊ (9月18日 21時) (レス) @page38 id: cc01457125 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：霧幻 | 作成日時：2023年7月15日 16時
